「殺虫スプレーEX・開発秘話?」
全ての始まりは年末の大掃除(番外Mission2参照)にまでさかのぼる。
大掃除中に出現した史上最凶の人類の敵「黒い悪魔」。それの撃退の際に、司令官の買ってきた殺虫スプレーを投入・撃退したのがきっかけだ。
その殺虫スプレーの威力に目を付けた開発部は、インベーダーの主力が虫であることから、同じく使えるのではないか…と考え、対インペーダー用の殺虫スプレーの開発へと着手したのである。
完成までの道のりは、ひどく険しいものであった…。
最初に作った試作品は、あまりにも強力なものだった。どのくらい強力かというと、虫どころか使用者まで倒れる始末。しかも助けるのが後数秒遅かった帰らぬ人になっていた程のものだった。殺虫スプレーというよりむしろ殺人スプレー。そんなものを使ったら大変なことになるということで、密閉して燃えないごみに出した。
2つ目に作った試作品は、その辺の威力を考慮して改良を重ねた結果、人間に無害の殺虫スプレーが完成した。しかし、人間だけでなく虫に無害と言う事が発覚。なぜか電子機器に致命的ダメージをあたえることは発覚したが、そんなの殺虫スプレーじゃないということで、採用されることはなかった。
3つ目の試作品は、威力などは申し分もないものだった。だが、風に吹き散らされたりすると言う問題があった。しかし屋外での戦闘を考えれば、それでは意味がない。非常に初歩的なミスだったが、屋内でばかり実験しては駄目なのだと言う教訓を開発部に与えることなり、ある意味では意味のある失敗だった。
そして4つ目。風に吹き散らされる問題をリペアスプレーに使われている技術を応用することで解決し、完成したのが殺虫スプレーEXであった。
実験データによれば、ベースとなった殺虫スプレーの威力を飛躍的に強化しているため、虫に対して絶大なダメージを与えるはずだったのだが……。
……実際に使ってみると、全然駄目だったりする。
インベーダーの巨大生物には全くダメージは与えられず、威力は「むずむず」する程度。幸運にも足止め程度には使えたものの、実用価値はほぼ皆無だったのである。
なぜ、こんな結果に終わったのか。それには二つの理由があった。
一つは、巨大生物に実際に試してみなかったこと。
そして―――これこそが一番の理由だったのだが……。
ベースとなった殺虫スプレー。それに書かれていた一文に誰も気づかなかったことである。
『黒い悪魔撃退のみを考えて作られた超強力殺虫スプレー』
〜おしまい〜
■おまけ■
なお、この物語はフィクションであり、原作とは一切関係ありません。殺虫スプレーEXの真の開発経緯とは違う可能性は大です。
……でも、本当にこんなのが理由だったら面白いだろうけど、嫌だなぁ(=▽=;)
Comment
こういうの、いいですよね!
次はどんな武器が・・・
勝手に次の話も期待しちゃっていいですか?(´・ω・`)
次回作ではきっと黒い悪魔も出るはずですΣd(==
…………良くねぇーーーーッ!!
ちなみに、殺虫スプレーの威力は実はたいしたこと無いですw
泡で出るタイプのシャンプーor洗剤が最強…だと思います。
酸欠で殺せる上、泡で身動きを封じられるので。
アー○ジェット使用時、命中させるのにも苦労した上、缶の半分くらい使わないと死ななかった記憶が…
きっと馬鹿みたいに移動速度が速く、なおかつ半端じゃない打たれ強さを誇るのでしょう。
>シャンプーor洗剤
ならば、対巨大生物用兵器としてシャンプーEXとか。……微妙だorz
やっぱりゴ○ジェットがいいかも。
でも最近のやつらは進化を続け○キジェットを吹きかけても全然死ななかったり・・。
それどころか吹きかけすぎると人類にも有毒だったり・・。
これ以上やつらが進化を続けるということはゴ○ジェットも進化を続けるということであり○キジェットが進化を続けるということは人類が進化を続けないといけないのでわ!
人類滅亡の危機です(違
※最終兵器はスリッパです。
問題は、その後の始末だったりしますが…(ボソ