キャリアーの編隊が飛来した。
まぁ、それはいいとして…なぜか市街地上空を旋回しているらしい。それこそ、まるで挑発でもしてるかのごとく。
とは言え、そんな挑発にかかるようなEDF――――
「大型円盤を撃墜し、市街地を奪還せよ」
―――ではないと思ったのが間違いだった。
はいはい行きますよ。行けばいいんでしょ行けば…。
と言う訳で、今回の作戦区域へとやってきたのである。
それにしても、なんで私は旋回するキャリアーの円陣のど真ん中に立っているのだろうか?
これでは、どうぞ包囲してくださいと言っているような物ではないか。普通、こんな場所までわざわざやってくるような人はいないと思う。
とりあえず、その場で色々と悩んでみるが答えは出なかった。どうやら目には見えない意思が働いているらしい。
そうこうしているうちに、周囲のキャリアーが一斉に巨大生物を投下し始めた。黒蟻とバゥの二種類。
だが、今回は必勝装備がある。
その名もLARG-V!! Vと言えば、ビクトリー。まさに勝利のための武器。そう勝手に思って持って来たのだ。
巨大生物が接近し、すぐさまトリガーを引く。それと同時に延びる二本のレーザーは、まさにVの字の如く!!
が……左右に開きすぎだ。Vと言うよりは潰れたVの字。その開き具合は視界の範囲よりも広く、横で当たっているのか、当たっていないのかも確認できない。
とりあえず、敵陣のど真ん中を撃ちながら突っ切れば、某ガ○ダムの「光の翼」よろしく、ちょっとは使えなくもなかったが…。
あれだけ締めたのに、こんな物を作るとはどうやら開発部に、もうちょっとお灸を据える必要がありそうだ。というか、もしかしてEDFの損害の何割かはこういった駄作武器のせいではないのだろうか? まぁ、採用する司令部にも問題はあると思うけど。
さしあたって作戦を変更する事にした。
最初は巨大生物を減らしてからと思ったが、LARG―Vがあまりに使えない。そこで先にキャリアーをすべて落とすことにした。
やり方は簡単。まずビルの上に上がり、近づいてきたキャリアーに飛び移る。そして撃墜したら、すぐ隣のキャリアーへと飛び移るのだ。もちろん一回では無理なので、まず突起部分の根元でエネルギーをいったん回復させる。
そして、回復したら再び飛んでキャリアーの上に乗れれば後は簡単。キャリアー撃墜と同時に、次のキャリアーへ飛び移るのを繰りえせば巨大生物の邪魔もなく悠々と片付けられるわけだ。
この作戦は本当に効果的だった。大した被害も受けずにキャリアーをすべて安全に落とせたのだ。
ただ、その後……装備の関係で黒蟻とバゥに袋叩きにされて、かなりピンチになってしまったが。……うん、レーザーランスだとやっぱりきついわ(汗)
それでもなんとか切り抜ける事が出来たのは運が良かったとしか言えない。たぶんLARG-Vでなければ、もっと苦戦はせずに済んだに違いない。
To Be Countinue....
■ おまけ■
キャリアー渡り。上に登るのはちょっと工夫がいりますが、成功すればサクサクです。
あと、ここのステージ。レーザーランスで戦闘するとHPが3000強あっても、かなり持って行かれます。いやマジで(汗) しかもNORMALのくせに!!
ま、蜘蛛のいるステージはどこもですけどね(汗