上陸の阻止。
それが今回の作戦であった。見れば、水平線の向こうに新型歩行戦車ディロイと新型UFOがまっすぐにこちらに近づいて来るのが見える。
↑目を皿のようにして見てください。微かに見えます(マテ
ふと前回の事を思い出し、後ろを振り返る。
うん、後ろにはいない。なんか前の時には、後ろからも来てたから…と思ったが、今回は結構正々堂々とした相手のようだ。
そして、今回の作戦はあの相方の再デビューの日でもある。ひたすら状況把握のための訓練をしてもらったのだ。これで誤射される心配はないだろう。……たぶん。
「じゃあ、役割分担ね。新型UFOは私が引き受けるから、ディロイはよろしく」
「わかりました〜」
相方が狙撃用のサンダースナイパーCを構え、私はサンダーボウ20を手に空へと舞う。
まず手始めに一機を撃墜。そして、相方から離れるように移動をしつつサンダーボウ20で応戦を続ける。案の定、新型UFOはこちらへと注意が逸れて後を追ってくる。
その間に、相方の方が狙撃を開始した。あの微妙に不安定な軌道描くサンダースナイパーで、激しく上下に動くディロイに確実に当てていく。
本当に狙撃だけは達人級としか思えない、すごい腕だ。
やがて新型UFOを全て撃墜して振り返ると、ディロイを一匹残して相方がこちらへと急いでやってくるとこだった。
「先輩〜」
「なにかあったの?」
「狙撃してたら、ディロイさんのプラズマボムを食らっちゃって……」
「あー。ディロイは遠くからでも撃ってくるから、ちゃんと避けなきゃ駄目よ?」
「あ、はい。それで――――」
「それで?」
「サンダースナイパーCが壊れちゃいまして」
「…………」
まぁ、後一匹だし…私でもなんとかな―――――
突如巻き起こる爆発。そして、宙を舞う私。ちなみに相方はしっかり回避してるあたり、ちょっと癪だ。
「先輩、大丈夫ですか…?」
「あー、まー、なんとかね。っつーか、プラズマボム飛んで来てるなら、そう言ってくれない?」
「あ、はい。次からそうします」
「お願いね。じゃ、ちゃちゃっと……」
残り一匹だし、サンダーボウ20でもそれほど苦労もしないだろう。そう思って、武器を構えるが―――
「先輩の装備、壊れてますよ?」
その一言で時が止まった。武器が壊れた。さすがの私とは言え、素手でインベーダーを倒せるほど人間離れはしてない。さぁ、困ったどうしよう。
「……先輩!!私が持って来た武器を使ってください!!」
そこで響く天の助け!!ちゃんと予備の武器も持ってきていたらしい!!
「ナイスよ!!で、何を持って来たの!?」
「プラズマグレネードBです!!」
終わった。何もかにも終わった。
どうして、どうしてこんな時によりにもよって役立たずランキング、ベスト5にランクインしそうな代物を持ってくるのだ…。
そんなもので、私にあのディロイを倒せと?
「どうしたんですか?先輩だったら出来ます!!」
「……あのね。いくら私でも、さすがにプラズマグレネードBであれを倒すのは―――――」
「諦めちゃ駄目です!!人間やれば出来るんです!!」
「いや、まぁ…それはそうだけど。でもね…?」
「やっつけたら、ご褒美に今日の私のデザートあげますっ!!」
「オーケー、任せときなさい」
次の瞬間。私は果敢にディロイへと突っ込んでいくのであった。
ちなみに上の絵は、サンダーボウ20を放棄する直前である。
結論から言えば、勝つことが出来た。相当に苦労はしたが、勝つことは出来た。
敵が攻撃の時に足を止めた一瞬を狙って、足に向かって投げる。そのとき、少しでも横に動けば狙いは逸れる。プラズマグレネードの慣性は半端ではないのだ。
あとは、足に届くまで相手が動かないこと願いつつ、その場から速攻で撤退。それの繰り返しだ。
根気の要る作業だった。
とりあえず、もう二度とやりたくはない。けれども、やればできるのだな…と思ったのも事実だ。
To Be Countinue....
■ おまけ■
と言う訳で、本当にディロイを一匹…プラズマグレネードBで撃破しました。NORMALで。一応、他の敵は全て片付けてですが(汗)
Normal程度なら勝てます。ただし、運と気合と根性が必要ですが…。それこそ、ラスボス戦並に苦戦する事は必至です。度胸のある方はぜひ、お試しあれ。
さしあたって、僕はもう一度やれと言われても断固拒否しますが。_| ̄|○
Comment
すごいですね!!
僕もやってみたいけど
そんな時間ありませんからねえ・・・・・
プラズマグレネードAとかグロームXでやってみますw
最近ちょっと飽きてたのでw
ちなみにHPは同程度のようです。
未だにハデストとインフェルノの灼熱がクリア出来てません、本当にディロイ苦手なのです、なぜか変な魅力感じるんですがw
廃墟などのステージで自分が高い位置にいるときにディロイが突き刺し攻撃をすると、攻撃後の体勢がスパイダーマンのようになりますw
確かになんかすごい格好になってる記憶があります。……そういえば、あの足…どこまで伸びるんだろう(汗)
プラズマグレネード…確かに足を狙わないとほぼ無理ですね。
慣性を利用することで、速度を上げたり角度をつけたりできて結構楽しいです。ハマりました。
倫敦騒乱とか精鋭イージーとか巨獣ハードもやってみたりw
ちなみにディロイはランスによるチャージ戦法が有効です。
…灼熱でランスなんて使ってる余裕無いですけどねorz
サンダーボウでチャージでもしますか?
アリくらいなら自分でもできますが、ディロイはちょっと・・・orz。
でも結構面白そうですね、やってみます
でもその前に体力上げしなきゃな・・・orz。
…体力はいります。たぶん。