事の始まりは巣穴のさらに奥から現れた巨大生物の出現がきっかけだった。
現れた巨大生物は、見る見るうちに反応が消えていき、一つだけになるという不可解な事態も発生したのだ。
その原因追求と巨大生物の撃破のため、相方の彼女と共に現場へと急行したのだが………。
作戦開始と共に、はるか遠くにとんでもない物が見えた気がした。
どことなく、いや…非常に嫌な予感がする。
オペレーターによれば、今まで様々な巨大生物を見てきたが、言葉にできない恐ろしい姿をしているとの事で、それがますます不安に拍車をかける。
「い、いくわよ」
「はいっ」
覚悟を決めて、空へと舞う。そしてレーダーを頼りに飛んでいき――――そこで私の意識は消し飛んだ(ぇ
〜視点変更〜
「せ、せんぱい?」
突然…先輩が墜落した。このままでは巨大生物の餌食になるといけないので、とりあえず先輩を抱えて安全な場所に運ぶ。
見たら先輩は、顔面蒼白になってダラダラと脂汗を流し、そのまま石化してしまっていた。
とりえあず気付けにボディーブローをやってみたけど、こちら側に帰って来ない。
一体、どうしたのだろうと高い所に上昇して、辺りを見回してみるとすぐに原因がわかった。
そこにはとてもとても大きなムカデさんがいた。
確か先輩は足が8本以上ある物は嫌いだと言っていた。そして、足の数に比例して嫌いの度合いも増すのだと。
それを考えれば、足が一杯あるムカデさんは先輩には大変かもしれない。
やっぱり先輩にも怖い物ってあったんだな〜と思いつつ、手持ちの武器を構える。
いつも前衛でがんばっている先輩のためだ。こう言う時こそ、私ががんばらなければ…!!
今まで近接戦闘はとても苦手だったけど、地下侵攻作戦で留守番している間に猛特訓をして、なんとかこなせるようになった成果を見せるチャンスだ。
そんなわけでレーザーランスBを片手にムカデさんへと近づき、身体の一部を狙って撃ち込む。
超高出力のレーザーが走り、直撃した部分を吹き飛ばす。
けれども、ムカデさんは健在だった。吹き飛んだ部分からちぎれ、二匹に分裂して元気に歩き回っている。
仕方がないので、さらに追いかけてレーザーランスBを叩き込む。するとまたしても分裂する。
それを何度か繰り返す事…約10分。
短くなったムカデさんがたくさんになりました。
先輩が見たら、卒倒するかな……?
〜視点変更〜
「……はっ!?」
ふと気がつくと、ビルの陰にひっくり返っていた。
遠くから戦闘の音が聞こえる事から、恐らく彼女が一人でがんばっているのだろう。
何かとても恐ろしい物を見た気がするが、気のせいだったのだろうと自分に言い聞かせてビルの陰から飛び出した。遠くを見れば、時折…細いレーザーの光が走るのが見える。
どうやら私に危険が及ばぬよう、遠くに誘導してくれていたらしい。なぜかお腹がとても痛いけど、一体何があったのだろうか? アーマースーツがあるから衝撃には強いはずなのだが。
っと、そんな事を考えている場合ではない。すぐに援護に行かないと。
そう考えて飛び立とうとしたとき。ふと後ろから何かの視線を感じた。
何だろうと思って振り返ってみると――――
そこには謎の巨大生物がいた。
なぜか目があって、ジッとこちらを見ている。
フェイ:「……………」
巨大生物:「……………」
フェイ:「……………」
巨大生物:「……………」
フェイ:「……………」
巨大生物:「……………ぽっ」
フェイ:「…………!?」
次の瞬間。私は躊躇うことなくレーザーランスBをど真ん中に叩き込んでいた。一撃で仕留めきったにも関わらず、さらに何度も何度も叩き込む。
それこそ泣きながら。
女性として一目ぼれされるのは悪い気持ちはしない。
けれども!!だからと言って!!
あんなのに一目ぼれされるなかて・・・・・・・。
〜視点変更〜
ムカデさんを全部片付けて戻ってみると、先輩はその場で真っ白になって泣いていた。
正面には穴だらけになって黒こげになったムカデさんの一部が数匹。
見た所、先輩に怪我はないけど……。
何があったのか、その日―――先輩は基地に帰ってもそのままでした、まる
To Be Countinue....
□おまけ□
初めてここの面をやったとき。敵の姿を確認したと同時に、操作が停止。しばし、画面を見て凍りついたあと、STARTボタンを押して退却。
そして、SAVEしてゲームを箱に直し、丸一日…地球防衛軍2を封印してしまったほど、インパクトのある敵でした。あれは精神的なダメージを狙ったインベーダーに違いない。きっとそうだ…orz
さすがにもう慣れましたがね(汗)
Comment
目玉がついているのにもビックリしましたね。。。
ウチの庭にもよくムカデやダンゴムシがわらわらしてます。昔はよくダンゴムシ弄ってたんですが、よくあんなもの触ってたなぁと思う今日この頃です。
張ってある画像を見て思ったのですが、街がボコボコですね、アノ二人は逃げ出さないのでしょうか?(笑
それに…結構図太い神経の持ちぬs―――ぎゃー!?(通信途絶)