―――――あんな状況にも関わらず生きていた。
「な、無事だっただろ?」
「ぶ、無事だったけど……。心臓には悪いと思う……」
話は落下する直前に戻る。
もはや諦めきったその時、おもむろに陸戦兵の彼が言ったのである。
きっと大丈夫。死ぬ事はないと。
何を根拠に…。と思ったもの助かるのであれば何でもいい。
むしろわらにもすがる思いでその言葉を信じた。そしたらなんと−――――
陸戦兵の彼は、いきなり持っていたゴリアスをぶっ放したのである。真下に。
結果、思いっきり浮遊都市の落下に巻き込まれたはずなのに、こうして無事だったりする。
「前大戦の時だが、爆発くらって吹き飛んでから起き上がるまでの間、なぜかダメージを一切受けない事に気がついたんだ」
「はぁ……」
しかも話を聞くと、彼は前大戦の英雄だった。というオマケ付き。道理で強いわけだ。
というか、最後の最後でこんなオチ良いのだろうか。まぁ、良いのだろう。こうして生きてるのは、そのおかげなのだから。
「で、マザーシップが墜落して来た時に、駄目元で試してみたら助かったんだ。まぁ、あの時はプロミネンス2だったから、死にかけたけどな」
「だから、今回はゴリアス1にしたと……」
「そういう事だ。これで今度こそインベーダーとの戦いは終わりだといいがな」
半分黒こげの姿で、廃墟と化した街中を進み、EDFの基地へと歩いていく。
二人ともボロボロだし、疲労が限界に近かったが…。それでもしっかり生きている。それだけで充分だ。
恐らく、復興もすぐに終わるだろう。
街の人は恐らく全員無事だし、街の復興速度は尋常ではない。損害を受けたのはEDFだけなのだから。
ともかく、こうして人類とインベーダーとの長い戦いは、ひとまず幕を閉じた。
だが、人々が知らないことがある。
それは、地球の平和が取り戻された裏には――――ケーキ屋さんという大きな存在があったことを。
〜THE END〜
■おまけ■
とりあえず、エピローグの前でちょっとでも「え?」と思ったのであれば、してやったりw
後書きを後日書きますゆえ、労いの言葉等はその時に…(ぉぃ
Comment
ケーキ屋さんという大きな存在どこまでもケーキですね
じゃ、やめときます。
逆のことを…後書き頑張れ〜〜(ハイ、ハッパかけてあげましたよ)
http://blog.ameba.jp/user_images/95/ba/10005199742.jpg
↑これでも被害はEDFだけですか?
>労いの言葉等はその時に…
短文にさせていただきます。。。
おわっちゃったよ〜。
結局皇帝落下は自爆回避でしたか。
その後の話は大体想像できますが、
フェイがものすごい勢いでケーキ食べたり、
戦車兵の戦車が新ピカになって戻ってきたり、
EDF隊長と開発部がすごく非難浴びたり、
インベーダーがまたやってきたり(マテ
フェイさんは、ケーキは普通にゆっくりたべます。味わって食べるタイプなので。
戦車兵の戦車が新ピカになって戻ってきたり
と
インベーダーがまたやってきたり
に1票ずつ!!
HARDESTの皇帝都市きついっす
そんなことあったら処理落ちしちゃいますよ?(マテ
まさか陸戦兵の彼が英雄だったとは予想外です・・・
地球防衛軍2の物語では前大戦の英雄を絡ませるのも一つの楽しみのような気がします。
ウチでもどっかで絡ませるつもりなんだけど、うーん・・・
いやぁ、でも兎に角楽しんで読めましたよ〜。
え…。むしろこのコメントが予想外。てっきり周知の事実だとばかり…。でも、まぁ、物書きにとって読者の不意をつけたと言うのは嬉しいので、褒め言葉として頂いておきますw
>>一つの武器
良いんですよ。小説ですからw
あと、幾つにも分けて色々書くの勘弁してください。ましてURLとかの事を書かれてもどうレスして良いのやら(汗)
別けてレスやるなとは言いませんが、なるべくね?(汗
てかゴリアス1で自爆回避って(汗)
シリアスのシーン即刻終了。
自分も陸戦兵が英雄とは驚きです。どっかでくるかなーと思いつつ。
突っ込みぽいの。
陸戦兵の人が「プロミネンス2で自爆回避」的な事を言ってましたが審判の日にプロ2もって行くのかよ。それでマザー落したのだから凄・・・。