唐突ではあるが、世界各地はすでに壊滅。残っている国は、ここだけ。
という話を聞いた私は、度肝を抜いた。
そして、残ったこの地へとインベーダーが最後の攻撃を行うために、敵の全戦力が集結していると言う事実にさらに度肝をぬかされた。
まさか―――――知らないところで、そこまでとことんやられていたとは……。
今回の作戦は、その敵部隊に攻撃し損害を与える事。
ただ、勝ち目のない戦いゆえに、参加は自由との事だった。
そこで考える。
この国が無事だと言う事は、まだあのケーキ屋さんも無事だと言うことだ。
だが、この国が壊滅すれば、あのケーキ屋さんも無事ではすまないだろう。
………答えは決まった。
今回の作戦に参加する。そして、インベーダーを倒す。勝ち目のない戦いがどうしたのと言うのだ。そんなの、これまで何度も直面して、その度に乗り越えてきてるのだ。
今度だって乗り越えられる。だって、あと3ステージ残ってるわけだし、ここで終わるわけがない。(ォィ
それに私の目が黒いうちは、我が心のよりどころであるあのケーキ屋さんに酸一滴とは言え触れさせやしないのだ…。
そのためにも、この脅威を払わなければならないのだ
そんなわけで、幾人もの隊員が参加を拒否するなか、私は自ら志願した。誰もが、そのことに驚いていたが。
「…………」
現場へと到着した私の前には、敵がいた。
そりゃあ、全戦力があつまってるわけだから多いのはわかっていたが―――――
――――これだけ?
キャリアーも6機近くいるし。空にはインペリアル・ガードがたくさん。さらに追加でディロイなんかも降下してきている。
けれども、どこか拍子抜けだった。
だって、もっと多いと思ってたもんだから……(汗)
いやいや、でも油断は駄目だ。気を抜くと何が起こるかわからない。
とりあえず気を入れ直して。持って来た武器を確認する。
今回は、今までになく熾烈な戦いになりそうだったので、開発部から完成したばかりのイズナーEカスタムとサンダースナイパー6を受け取って(強奪して)きた。
どちらも、その系統の武器では最高ランク。むしろ、ノーマル世界では少々反則なスペックかもしれない武器だが、そんなことはどうでもいい。要はインベーダー撃退が目的なのだから。
それこそ強襲ともいえる勢いで飛ぶ。そして、真っ先に狙ったのはキャリアー。
6本もの雷光が夕暮れ空を切り裂き、瞬く間にキャリアーを次々と落とす。
次々と落ちていくキャリアーは、実に爽快なものだった。
が、ここで私はとあるミスを犯した事に気がつく。
かつて海岸で停泊していたキャリアーだけを真っ先に潰した時、自分はどうなっただろうか? もちろん、あの時は夢オチだったが、今回はそうではない。
「………………」
気がつけば、後ろに飛んでいた。
そして当然のように追いかけてくるインペリアルガードとバゥさん達。
イズナーEカスタムで応戦するも、さすがに敵の数は多い。
停泊の時は、ただのUFOと黒蟻だったが、今回はそれよりも手強い方々である。
威力ちょい高めのビームは飛んでくるは、糸は飛ぶはの大乱戦…。糸のせいで身動きがとれなくなり、あわやアーマースーツの耐久値が半分も持っていかれて、少しピンチになるも。
やけになってイズナーEカスタムを目茶苦茶に乱射したら、なんとか切り抜ける事が出来た。
もうちょっと考えるんだった……。と少しばかり後悔しつつ、移動しつつ攻撃を再開する。
けれども敵の勢いはとどまらない。
最初ほどではないにしろ、敵はまだまだ健在。しかも、後続のディロイも追いつきプラズマボムだとレーザーだのを撃ってきて、状況をさらに悪化させる。
それでも諦めない。全てはケーキ屋を守るため。そしてついでに地球の平和を守るために。
一気に空へと上昇し、近距離からのイズナーEカスタム連射でディロイを沈め、隙を見てまだ遠くの敵に対して、サンダースナイパー6を放つ。
その間も決して立ち止まらない。立ち止まったら人間わたあめにされてレーザーやビームでこんがり。あっというまに人間焼きわたあめの出来上がりだが、そんな目に合ったら冗談ではすまされない。
やがて、一言で言えば暴れ回った結果。
気がつけば、敵の部隊はほぼ壊滅していた。つまり敵の全戦力が、たった一人の隊員によって潰されたのだ。
どうやら白兵戦能力はEDFの方が上だったらしい。
あ、だから浮遊都市がジェノサイドキャノンを撃ちまくって、各国攻撃したのか。まともにやっても勝てないから。
……ふと、もしかして最初からそうすればインベーダーも苦労しなかったんじゃ?という考えが浮かぶが、あえてそれは言わなかったのは言うまでもない。
そんなわけで、とりあえず敵の大部隊に損害を与えるどころか壊滅させてしまった私は、一旦本部へと帰還するのであった。
とはいえ、これは熾烈な戦いの第一歩に過ぎないのだが。
To Be Countinue....
■ おまけ■
というわけで大結集。ま、ノーマルの難易度ならば、そこまで目茶苦茶難しくもないでしょう。INFとかになるとさすがにこんな余裕は全くなくなるわけですが。
あと幾らノーマルとは言え、このあたりは油断すれば、最強装備だろうとHP2000近くで倒される危険があります。というか、妙なことしたせいでやられかけたし(汗) やっぱりキャリアーを一気に落とすのは危険ですねぇ〜(マテ
Comment
敵さんが最初からジェノサイドしないのは、きっと弾薬がもったいないからでは?という甘ーい考え。
だから、ジェノサイドキャノンは最終手段・・・ってことなのかなぁ?w
実は人間焼きわたあめって言葉を見るとフッと笑ってしまいました。
考えてみるとビームって焼くとか言う以前の問題のような気がしないでもないのですが(汗
それはゲーム全体に言えることなので、地肌丸出しの市民なんかもう一瞬で蒸発しちゃっても不思議ではないわけで・・・
市民のアーマーには陽電子リフレクターがついてるってんなら話は別ですけど(ぇw
スーパー侵略者集結ですね
次は灼熱ですね
がんばってくださぃ