前回の戦闘から数時間後。
再び巨大生物が出現したとの報告に、私達はすぐさま出動する事になってしまった。
隊員の犠牲者も少なくはないが、今戦えるのはEDFしかいない。
…とはいえ、せっかく2週間ぶりに甘い物を食べようとしていた時になんて、あんまりではないだろうか? しかも食べようとした時に、首根っこ掴んで引きずって行くのは、どうだろうか? そりゃあ、放送無視して食べようとはしてたけど、せめて一口くらい……!!
けれども、やっぱり隊長は無慈悲だった。…まぁ、いいか。帰ってからの楽しみで……。
今回の出動では、前回非常にお世話になったレイピアと、新しく開発されたと言うプラズマグレネードAという物を持っていく事になった。E1プラズマランチャーと違って、こちらは手榴弾タイプ。しかもエネルギーを消費することなく使えるという画期的な装備らしい。
もちろん自分で投げなければいけないが、そのくらいは大したことではない。エネルギー切れを起こす心配がないだけ、使い勝手が良いはずだとか。
自分としてはE1プラズマランチャーが良かったのだけど、開発部の人にぜひ使ってくれと頼まれて渡されたので仕方なく承諾したのは言うまでもない。
現場に到着すると、すでに巨大生物もとい、たくさんの蟻がそこにはいた。
逃げ惑う人の波に巻き込まれぬよう、空を飛んで上を越え、即座に蟻が固まっている地点目掛けて、自分でも惚れ惚れするようなフォームでプラズマグレネードAを投げる!!
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青白い光跡を描きつつ、ゆっくりと蟻の方へと飛んでいくプラズマグレネード。
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爆発音と共に、青白い強烈な閃光が走り、例によって空を舞う蟻達。
うん、威力も範囲もなかなかね。
けれども、私は言いたい。
投げて地面に落ちるまでに8秒近くもかかるってどう言う事っ!?
たくさんいたからよかったけど、数が少なくなったら、当てるのはまず困難だろう。蟻だって何時までもその場に滞在しているわけではないし。
それだけじゃあない。それでも威力はあるので、さらに投げて応戦する。気がつけば、蟻の集団が迫っていので後退しつつ、前に向かって投げると――――
後ろに飛んでいきました。えぇ、後ろですとも。試しに左に動きつつ投げてみたら、左に飛んでいきましたよ。
どうやらこのプラズマグレネード、こちらの動く向きに対してかなり慣性が働くらしい。だから上昇しながら投げれば上へ。降下しながら投げると下へと飛ぶわけだ。
ふふっ、おもしろいわ。癖があって非常に面白いわ。
「こんなの使えるかーっ!!」
次の瞬間、私は持っていたプラズマグレネードを思わず下に叩きつけ―――はしなかった。やったら、爆発に自分が巻き込まれる。ここで自爆するほど、私はまだ人生にも疲れていない。それに帰ったら、イチゴショートが待っているのだ。まだ死ぬわけにはいかない…!!
とは言え、開発部には文句の一つでも言わなければ。こんなのを使ってたら、犠牲がさらに増えかねない。と言うか、絶対増える。
そのためにも、まず…この蟻たちをなんとかしないとね。
プラズマグレネードAを直し、もう一つの武器レイピアを構える。役に立たない武器に用はない。今回もこれ一つあれば、充分そうだ。
飛行ユニットを展開し、すぐさま空へと舞い上がった。そして敵陣に突っ込み、レイピアで薙ぎ払う。
それこそ、プラズマグレネードAの使えなさの苛立ちをぶつける如く、というか、ぶつけてるけど。
レイピアメインで戦闘を再開して蟻さん達を片付けるのに、たいした時間はかからなかった…。
To Be Countinue.....
■私信■
プラズマグレネード。ないよりマシかもしれないけど、あんなのを使ってたら犠牲者が絶対に増えると思ったのは、僕だけでしょうか?
もし、あれだけでほとんどの面をクリアする強者がいたら、絶対に尊敬します、うん(汗)
Comment
今さっき暴君ハバネロ食べたからって言うのは秘密で・・・
自分は甘いもの辛いもの両方好きですが食べる比率で言うと圧倒的に辛いものが多いです(笑
もし辛いもの好きなら暴君ハバネロオススメしますよ〜。。
おっと、話が変な方向に反れるところでした(汗
題名プラズマグレネードにしているのにプラズマグレネードに対して何もコメントしてn・・(略
意味不明なことで長文すいません(汗
僕は激辛も甘いのもほとんど苦手で(汗)
と言うわけで、お勧めの物は怖くて食べれません(マテ
ともあれ、コメントありがとうございます。防衛記録始まって初です♪