今日は元旦。
言うまでもなく、世間一般の会社のほとんどは休日である。
が、ＥＤＦに休日の二文字はない。
よりにもよって、正月のこの日に地下への再突入作戦が行われる事になったのだ。果たして意図的になのか、それともただの偶然か。まさか巨大生物が正月休でくつろいでいるから…なんて理由だったら、ものすごく嫌だ。仮に事実なら、また殴り込みだ。
ともかくやってきたのは、以前の地底突入作戦の時にも最初に通ったあの深い縦穴である。
「気をつけてください。縦穴のそこに無数の巨大生物の反応があります」
「なんて数だ…！！落ちたら取り囲まれて一巻の終わりだぁ…」
通信機を通して、味方やオペレーターの声が響く。
まぁ、普通に落ちればそうかもしれない。だが、ペイルウイングは飛ぶことが出来る。だから、上手く飛んで移動すれば、取り囲まれる心配は少ない。
それに敵の数が多いのはいつものこと。そのくらいで怯むようでは、まだまだね。
そんなわけで思い切って飛び降りた。さぁ、狩りの始まりだ。覚悟はオーケー？
落ちること数秒。やがて見えてくる、たくさんの巨大生物。
……………ひぃっ！？
そこには、本当にたくさんいた。
それはもうウジャウジャと言う言葉がぴったりするくらい。
よくよく考えれば、ここは洞窟と言う名の密閉空間である。いつものように無駄に広い場所ではない。だから、外で遭遇するのと同じだったとしても、人口密度もとい巨大生物密度が段違いなのだ。
そして、よりにもよって――――
全部、蜘蛛バゥだった………。
いつもなら、蜘蛛ではなくバゥだと割り切って対処する私だが、ここまでうじゃうじゃされるとバゥじゃなくても蜘蛛と認識してしまう。
いや駄目だ。ここで蜘蛛と認識してしまったら、どうなるかわからない。
あれは蜘蛛じゃない。蜘蛛じゃない。蜘蛛じゃない。蜘蛛じゃない。蜘蛛じゃない。バゥって名前の違う生物！！
よし、自己暗示成功―――――
「先輩〜。蜘蛛さんがこんなにいますよ〜」
不意に轟く相方さんの声………………。
忘れていた。今日は連れて来たんだった。と言うのも、中距離戦も出来るようになったので、その腕前を見るためにと一緒に来たのである。
でも、どうしていつも状況を悪いほうに持って行くのかなぁ。
そう言われたら、これ全部…蜘蛛だと思っちゃうじゃないの(涙)
は、ははははははは…。
もはや笑うしかない。怖いんだけど、笑いが止まらない。
そうしている間にも、しっかり迫る蜘蛛さんたち。
そして、私の意識は―――――――――ここで途切れた。
〜○月×日 曇り〜
(前略）
今日の先輩はとてもすごかった。
大挙して押し寄せる蜘蛛さんたちを前にしても、笑顔をうかべて仁王立ち。
それから、いきなり突撃していったのだ。
糸にも怯まず、サンダーボウの２０Rを乱射して、瞬く間に蜘蛛さんたちを殲滅。
手伝う暇もないほどだった。前に蜘蛛は嫌いだと言ってた気がするのだけど、実はそうでもないみたい。
多分私だったら怖くて動けなくなって、そのままやられちゃいそうな気がするし。笑顔を浮かべる余裕なんて絶対にないと思う。だから、やっぱり先輩はすごいと思った。
私も、あんな風に強くなれたらいいな…。（後略）
〜あるペイルウイング隊員の日記より抜粋〜
To Be Countinue....
■ おまけ■
ちなみに普通に真ん中に落ちたら、どのくらい持つかなー？と試してみたら１０秒持ちませんでした。HP2000近くあったのに…！！しかも難易度がＥＡＳＹでも１０秒もたないなんて…！！（滝汗）
恐るべし―――――蜘蛛(汗)
それにしても、微妙に相方のペイルウイングさんの将来が心配です（ぇ
![[ 地球防衛軍第7支部 ]](/lis/cmn/bnr/emu.png "オリジナルサイト"){kind=small}
Comment
今年もよろしくです〜。
バゥさん、下で集まって酒でも飲んでいたのでしょうか？
物凄いたかりっぷりですね（汗
最近ではコチラの蜘蛛に耐性はついてきたんですけども、リアルの蜘蛛はやっぱり全然ダメでした。
無言でホウキでゲシゲシやってました、虫嫌い＿|￣|○
意識が戻った後のフェイさんの反応が気になる･･･糸まみれだろうし（笑
イエグモさんが足の上に乗っかっていた時は、さすがに悲鳴も上げましたがｗ
逆に気持ち悪いです。
っていうか生きてるのより死んでるののほうが苦手なんで…
防衛軍ではガバナーとかゴリアス愛用ですｗ
近距離撃破を避けられますから。
EASYなら結構もちますよ？
強いレイピア持ってぐるぐる〜っとすれば、の話ですが…
サンダーボウ20Rなんぞ持ってった日には、糸と反射で即死間違いなしですよ〜？
抵抗すれば、恐らくはもつと思いますｗ
でも、蜘蛛さんのバランスはあんまりだよなぁ・・・