巣穴の最深部を目指しての攻略が始まった。
突入して、まだ少ししか経っていないが攻撃部隊にはかなりの被害が出ているらしい。それでも私達は奥へ進まなければいけないのだ。
そして、今回の任務は単純明快。わかりやすく言えば―――
「蟻と会っては蟻を撃ち、バゥとあってはバウを撃て」である。
ともかく奥へ向かう。その目標を達成するため、正面の洞窟を進んでいくことにした。
すでに待っていましたと言わんばかりに、黒蟻が迫って来るが大した脅威ではない。そして、壁や障害物に当たると跳ね返る電撃兵器イズナーDカスタムは、屋外での戦闘以上に効果絶大であった。
時折跳ね返ったのが自分にあたるというアクシデントはあったけど……。
ちなみに一緒にいた陸戦兵は、縦穴降下後…別の部隊へと編入されたので別行動になっている。そういえば、彼の声…どこかで聞いたと思っていたけど、確か初めてマザーシップを見たときに激励してくれた陸戦兵と同じだった気がする。
あの時は不思議に思ったが、前大戦に出ていたから知っていたのか…とようやく謎が解けた。それを考えるとEDF本部は学習能力がないのではと疑いたくもなるが。
さらに遭遇する巨大生物を片付けつつ奥へと進んでいくと、不意に味方からの通信が飛び込んできた。
「巨大生物の群れが移動中!!こっちに来るぞ!?」
こっち。とは言え、私とその部隊のいる場所は違う。だから気にせず先へ進もうとすると…正面から蜘蛛バゥの群れが迫って来るところだった。
しかし場所が悪い。いや、訂正…。私にとっては場所が良い。トンネルの中であれば、心配する事は一つもない。適当にD2プラズマランチャーを叩き込んどけば、それだけで片がつくのだ。
もちろん、エネルギーには注意を配る必要はあるが、緊急冷却にさえならなければ問題は何もない。一体、何回地下で戦闘していると思っているのだ。
その程度で、この私をや倒そうなんて甘いったらありゃしないわ、ふははははははは♪
……あぁ、いけないいけない。久々に素が出ちゃったわ。周囲を確認。よし、誰もいない。
気を取り直して前進を再開する。時折、被害報告が入るが、それで思う。
なんで私は一人で凌げているのに、あっちは複数人もいてやられるのだろうか? もしかして、とんでもない数の大軍とばかり遭遇するのだろうか? それとも、半端じゃない強さなのか。
……幾ら考えても答えはでない。わかるはずもない。わかるとしたらSANDLOT(地球防衛軍を製作した所)だけだろう。とは言え、尋ねる方法もないのでどうしようもないが。
そんなどうでもいいことを考えつつ、私はさらに奥へと進んでいくのであった。
でも最近ふと思う。………なんか、ワンパターン化してる気が………(汗)
To Be Countinue....
□おまけ□
あぁ、微妙にマンネリ化している気が…(汗)