突然だが、今…私は実戦訓練用のシミュレーションをやっている。
何でも開発部がEDF隊員の生存率を上げるため、実戦同様の訓練シミュレーターなる物をつくったのだ。
で、なんどか殴りこみに開発部に顔を出しているうちにすっかり顔なじみになってしまったのが縁で、こうしてモニター役なんぞを頼まれたと言う訳である。
もちろん大好きなイチゴショートで釣られたわけではない。
ちゃんと新入り隊員を訓練してくれないと私が困るのだ。この前みたいに何度も誤爆されては、幾ら命があっても足りない。そのためにもしっかりとした物を作ってもらわなければ。
まぁ、そんな感じで色々とがんばっていた時の事。
ある開発部の人が、おもむろにこんな事を言った。
「以前戦ったのとは比較にならないソラスと戦ってみないか? もちろんシミュレーターでだが」
ソラス。確か、20秒足らずで片付けてしまった巨大生物だ。あまりにもあっけない幕切れで、書くねたすらなかったと聞いている。
「良いですよ。それで、どのくらい強いんですか?」
「ざっと20倍かな?」
「…………ま、まぁシミュレーターだし。結果は期待しないでくださいね?」
引きつった笑いを浮かべつつシミュレーターへ。
そして、戦闘がはじまった。
とりあえず背後が死角だと言うことはわかっているので、すばやく背中に張り付きレイピアを叩き込む。
その様子は、かゆい背中に手がとどかず、のたうちまわるが如く。
結果。これこそ巨大怪獣との戦いだ・・・という満足感を得られました♪
〜その後の会話〜
「どうだったかい?強かっただろう」
「えぇ、手ごたえがあってやりがいがありましたよ。せっかくだから、何度か挑戦しても良いですか?」
「え?もしかして、勝った?」
「はい、ばっちし。…で、また挑戦しても?」
「あ、あぁ・・・」
この時、フェイは全く気がついていなかった。この何気ない行動が、後の作戦に大きく関わってくると言う事を。
「おい!!あのペイルウイング。ただのレイピアで勝ったぞ!?」
「まじでか!?INF世界のソラスだからちょっとでもかすれば即死のはずだぞ?!」
「何でも必勝法があるとかで、無傷で倒せるらしいんだ」
「マジかよ。Normal世界の隊員にやられたなんて聞いたら、あっちの隊員いじけるんじゃないか?」
「なぁ、このデータどうする? 向こうから送られてきたんだが」
「どれどれ?おぉ、やっぱすごいな。せっかくだし有効活用させてもらおうか。ついでだから、こっちのデータも送ってやれ。あっちは弱い武器ってのが逆に珍しいらしいからな」
To Be Countinue....
■おまけ■
ぶっちゃけ、INFのソラス相手だろうと、ペイルウイングならば初期HP状態で勝てます。レイピア一本あれば。
以上。今回は諸事情により手抜きストーリーでお送りしました。
※実は今後に備えて稼ぎ中と言うオチ
Comment
どうやらこの物語はノーマル世界とインフェルノ世界で分けられているようですが、世界が二つ存在するということでしょうか?
あっちの時空ではインフェルノ、コッチの時空ではノーマル、と・・・
全部で3つでしょー?ほら、INP。
EASY NORMAL HARD VERYHARD INFの5つです。
INFミッションが終われば、INP世界への道も開かれます(マテ