とーとつではあるが、偵察隊が海岸に停泊する敵船団を発見したとの報せが入り、すぐさま出動する事になった。
何でも今回の作戦は、近々行われる地底突入作戦に専念するため、なんとしても成功させる必要があるらしい。 そこで敵の攻撃部隊に打撃を与え、動きを封じるのが今回の目的なんだとか。
それはまぁいいとしよう。
問題は、なぜたった一人でこんなにたくさんの数を相手にしなければいけないのか…という事だ。
もしかして奇襲だから? 奇襲は少数精鋭でやるものなのだろうか? いや、少数って言うか…一人なんだけども(汗)
まぁ、来てしまった以上は仕方がない。いつもどおり、キャリアーを優先的に潰し、その後で取り巻きを潰す。いつものセオリーどおりのやり方を貫くだけだ。
と言う訳で、今回武器庫にポツンと置かれていた2連プラズマランチャーSなるものを使ってみることにした。
その結果。キャリアー三隻を瞬く間に撃破に成功。残るは雑魚の掃討のみ―――――だったのだが。
どうやらちょっと失敗したらしい…。
なんか、妙にたくさんこっちに来るんですが…。もしかして、しくじったかなぁ……。ははははは……。
しかし、ここで諦めてはいけない。これまでだってなんとかなったのだから、今回だってどうにかなる!!
ようは前向きなのだ。すぐさまもう一つの武器イクシオンマーク2を構える。
さぁ、来るなら来なさいっ!!
と、努力はしたものの、やはり物量が凄まじかったには問題があった。
無数に降り注ぐ酸とビームの雨。さらにそんな状況下で強制冷却が始まると言うアクシデントまで発生してしまったのだ。
果たして強制冷却が終了するまで、この猛攻を耐えられるだろうか。答えは難しい。
プラズマエネルギーユニットと飛行ユニットは、それなりに重さがあり…普通よりも走るのが大変なのだ。そんな状況で逃げ切ることなど不可能に近い。
「あっ………!?」
まさにボロボロにされつつも、少しでも動いて耐える。だが、もはや限界だった。
やがて、UFOのビームに後ろから撃たれ、その場へと倒れる。
もう、身体も動かない…。
そんな中、今まで思い出が次々と浮かんでは消え、浮かんでは消える。
インセクトヒルの上から見た壮大な景色の事。
キャリアーの上から見たまぁまぁの景色の事。
高層ビルから見た世界の境界(ぇ。
巨大生物をレイピアで薙ぎ払い、なんだかとっても気分が良かった時の事。
ダロガのせいで地面とファーストキスしてしまった時の事
ダロガにのって遊んだ時の事。
武器の性能の悪さに文句を言うため開発部にレイピア片手に殴り込みにいった時の事。
ケーキ確保のために飛行ユニットまで使って隊長に呆れられた時の事。
ケーキ確保のため、毎晩ランニングを行い、休みの日にはバーゲンセールで人ごみをすり抜ける特訓を重ね、狙ったケーキ獲得率100%を達成。密かに【食堂の疾風】などと呼ばれるようになった事など。
あぁこれが走馬灯か…。つまり―――――
せめて、最後にケーキバイキングでお腹一杯ケーキを食べたかった…。しかし、その願いももうかなわない。
そうしているうちに…次第に意識が遠くなって――――
Mission Failed...
――――ちょうどそこで目が覚めた。
正直言って、非常に縁起が悪い夢だ。でも、教訓もある。
無闇にキャリアーだけ落とせば良いのではないという事だ。
それがわかっただけでも良いとしよう。
To Be Countinue....
■ おまけ■
え、終わり!?と騙されたのであればしてやったり♪です。
キャリアー速攻撃破すると本当に凄い数の敵さんが来ます。武器が強ければ返り討ちにして楽しいのですがねw
やっぱり、弱い時にする物ではありません。
(Ctrl+A推奨(ぇ))
Comment
そして一つ間違いかと思われるものを発見しましたv
確か自分の記憶が正しければ
蜘蛛のせいでファーストキス ではなく
ダロガのせいでファーストキス だったかと思われます。。
画像の武器が違うとこにツッコミを入れるとキリがなさそうなのでやめときます(笑
P.S 少し体力上がりましたね(笑