インベーダーのロボット兵器が再び市街地に出現した。
そう、あの最もインベーダーっぽく見えて、なおかつトリッキーな動きではしゃぎまくるあの足長兵器である。
そして、つい先日になって…それがディロイと言う名前であることを私は知ったりする。
司令部の話では、いつもとは少しサイズが違うらしい。
サイズが違う。つまり、黒蟻と女王蟻とか…あんな違いなのだろうか?
今考えても答えは出ない。とりあえず現地へと向かえば、答えは出るだろう。
そして現地に着いた私が見たのは、明らかにサイズの違うディロイだった。
…って、足の長さが違うだけかいっ!?
全くサイズが違うというから、変な期待しちゃったじゃない。そもそも、こんなのサイズが違うって言うのかしら……。
けれども答えはでない。恐らく司令部の感性が少しおかしいのだろう。
ともかく眼の前にいた奴は、やたら足の長いディロイだった。そりゃもう普通の奴じゃ届かないんじゃないか?と言いたくなる程度に。
けれども空が飛べるペイルウイングには関係ない。その分、飛べばいいだけなのだから。
レーザーは甘く見ると痛いし、油断するとプラズマボムは飛んでくるし、気を抜くとスタンピングされるが、そんな事は大した問題ではない。ただ、足の長さが違うだけ。基本的な戦法は変わらない。
持って来たレーザーランスの超強化型バーストランス。これを利用したチャージ攻撃でどうにでもなるはず。ちなみにこのチャージとは、ペイルウイング隊員の基本攻撃の呼び名でわかりやすく言えばヒット&アウェイである。私の場合は、ヒット&ヒットで逃げずに連続で叩き込んだりするけど。
すぐに飛行ユニットを展開して飛ぼうとした……が、そこで私は気が付いた。
背の高いディロイに気をとられていたが、その下の方にも何かいる事を。
「か、かわいい……♪」
そこにも司令部の言い方で言えばサイズの違う奴がいた。
短足のディロイである。なんというか、見た目の第一印象はかわいいだった。それこそ、持って帰りたい―――――
ドガッ!!(スタンピングで吹っ飛ばされた音)
――――なんて言うと思ったら、大間違いじゃボケェっ!!(怒)
あぁ、いかんいかん。久々に地が出ちゃったわ(汗
とりあえず躊躇うことなくバースト・ランスを叩き込んで破壊する。
まさか、こんな心理戦を仕掛けてくるとは思わなかった……。かわいいと思わせ、油断した所を攻撃する。やり方としては効果的だが、非常に悪どい。
だが、ともかくもう同じ手にはかからない。こう見えても、学習能力は高いのだ。
そんなわけで改めて戦闘を再開。短足ディロイがもう一匹いたが、心理攻撃に屈することなく撃破。さらに目に付くディロイを片っ端から仕留めていく。
こうなっては、もうただの作業である。
時折、味方が胴体を狙えだの、動きが早くて当たらないだの言っているが…。そういう時は足を狙うのである。今回は持ってきていないが、スナイパーライフルでもあれば充分に可能なはずだ。
―――私はそんな面倒なことしないけど。
ともかく、そんなわけで市街地に現れた足のサイズの違うディロイは全て撃破されるのであった。
でも、あの足の短いディロイ。ほしかったなぁ……。
To Be Countinue....
■ おまけ■
と言う訳で、今回は足の長さの違うディロイとの戦闘でした。
しかし、足の長さが違うだけで、はしゃぎっぷりにさらに磨きがかかるとは…。味方が胴体を狙おうとして動きが早くてあたらないっ!!と叫ぶのもわかる気がします(汗)
短足ディロイかわいいと思ったのは僕だけだろうか? あの短い足でスタンピングしようとするも長さが足りなくて届かない姿を見て、一発で落とされたのだが…。
Comment
かわいい(?)反面凶悪な攻撃を仕掛けてくるディロイちゃん。
でも、ソレはディロイの中では最弱レベルだったり(笑
脚の長いヤツの突き刺しは恐ろしいです・・・
…確かに足の長さに比例してスタンピング
の射程が伸びると考えれば…(汗