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(前編から続く)
このページは後編です。
17:地の底・18:魔鏡・19:盾(後編)
「あの円盤と戦った者は、すべて謎の攻撃で負傷しています。注意してください」
遅れて到着した本部の後方部隊では、俺達の戦闘結果から採取したデータをもとに作戦指示が下されていた。それを脇で聞いていた俺は、ひとつの単語に疑問を覚える。
──負傷? …あそこに残った奴らは全滅だよ。間違いなく、な。
たぶん、これから戦闘に入る部隊をビビらせないようにする計らいだろう。本部も残酷なことするね。別にいいけど。
ここからは遠くてよく見えないが、向こうではまだ戦闘が続いてるようだった。アトラスのスコープでのぞくと、ロケット弾の光跡がありえない角度で曲がっている。そして、炎を噴いて墜落していく新型円盤も見えた。
…あれはどうやって撃墜したんだ?
やはり…弱点があるのか。
そりゃそうだろう。あの程度の小型円盤に完全無敵の装備を施せるなら、マザーシップに弱点があるわけない。
インベーダーは、どこかで間が抜けてる。高い戦闘力をもつ蟻や蜘蛛をチョイスする着眼点は褒められるが、それを運ぶ輸送船に武装を搭載しなかったり、しかも単独航行する愚挙までやってのける。非武装の輸送船を護衛なしで敵地に送りこむなど、まともな頭をもっていれば絶対にありえないことだ。前にもそんなこと言ってた奴がいたが、本当に我々の常識が通用しない。
チンポコ野郎にしたって、わざわざ脚を生やす理由がよくわからない。重力の支配下では4本脚の有効性もわかるが、なにせ奴らはマザーシップほどの巨大円盤を空中で静止させる技術を持っている。脚などは飾りでしかないはずだ。我々の感覚で言うならば、宇宙空間にキャタピラのついた戦車型ロボットを持って行くようなものである。
どこだ…どこが弱点なんだ?
奴らのことだ。必ずどこかで間が抜けてるはずだ。
俺はスコープでなめるように新型円盤を観察した。答えはすぐに想像できた。
すぐ近くでは、ヒゲゴリラが本部からの新型円盤の分析報告を受けていた。俺も隣に行って聞いてみる。
どれどれ。本部がどのような分析をしたのか、俺が採点してやろう。
「鏡のような装甲は物理運動反転シールドです。運動エネルギーを反転させ、攻撃を跳ね返す力があります」
「そんなものを実用化しているとは…なんて科学力だ」
「いや…スカイタートルも充分ありえないと思うんだが…」
「このままでは手が出せない。なにか手はないのか!?」
俺のツッコミは見事にスルーされた。
「浮力を発生させるための重力遮断ドライブは、シールドでカバーできないはずです。 機体のどこかに、シールドの及ばない部分があると思われます」
「いや、見るからに真ん中だろ?」
俺の意見は綺麗に無視された。
本部が分析を続ける間、ヒゲゴリラは双眼鏡を取り出して観察を始める。俺にはそんなもの支給されてないので、アトラスのスコープで真似する。うっかり撃ってみたくなるが、さっきと同じことになるだけだと思い、やめといた。
「円盤が形を変えた!?」
「…円盤が形を変えるのは、一体何のためだ? なぜだ…なぜあんな形になる必要がある?」
「跳ね返しやすくするために表面積を広げているんだろ?」
俺の予測はなにごともなく消された。
「わかりました! 変形した円盤への攻撃は危険です!」
「なんだと?」
「この円盤が形を変えるのは、おそらく反射角度を変えるためです。変形した状態で敵円盤を攻撃すると弾丸が180度反転、射撃者自身に返ってきます!」
「つまり、撃った弾が自分自身に返ってくるのか!」
「いや、そりゃ変だろ。斜めから撃てばそんなことねえと思うんだが」
「反射板を開いた状態の円盤は危険です。攻撃する場合、シールドのない部分を正確に狙い撃つ必要があります」
「中心部だ! 敵円盤の中心を正確に狙え!」
俺の指摘は闇の中に埋められた。
自分の頭を撫でてみる。これは間違いなくEDFのヘルメットだよな。石ころ帽子じゃねえよな?
くそ。こいつらなんの役にも立たねえくせに、一介の新兵の言うことは聞けねえと見える。俺はマザーシップと接敵して唯一生き残ったすごい奴なんだぞ。その後円盤にやられたけど。
まぁいい。弱点さえわかればこっちのもんだ。
作戦指示が下され、散開する部隊に混じって、俺も再び突撃を開始する。EDFは円盤を撃墜する作戦に出たようだが、俺の標的はもちろんマザーシップだ。奴さえ沈めれば、こんな雑魚どもは数のうちに入らん。
待ってろよ、い ま あ い に い く ぜ 。
「三郎、お前はここに残ってマザーシップの…ん? 三郎? どこ行った?」
ヒゲゴリラは、忽然と姿を消した俺を探していた。
新型円盤は、一人で道路の真ん中を疾走する俺を見つけたようだ。
【そうはさせん!】
シャキシャキシャキーン。
マザーシップに狙いをつけた俺を阻止しようと、前方で防御陣営を張る。
いや…お前ら馬鹿だろ?
呆気に取られた。
弱点をこちらにさらけ出し、目の前で一斉に展開する新型円盤。
こんなわかりやすい弱点を作るのも馬鹿だと思ったが、その戦法はもっと馬鹿だと思った。どうしたものか。
さっきは弾丸を反射するってことで慌ててたが、よく見ると、こいつらはあまりにも無抵抗すぎる。広がったり閉じたりするだけで、攻撃してくる様子がまったくない。
…もしかしてお前ら、武装してないの?
この時の俺は、マザーシップの出現で大混乱となった戦況の中、ただ一人満面の笑みを浮かべていたと思う。
とりあえず試しに中心部(重力遮断ドライブって言ってたっけ?)を撃ち抜いてみると、火力に劣るアトラス227Rでも一撃で炎に包まれた。奴は炎を上げながら姿勢を立て直そうとしていたが、重力に逆らうことができず、蛇行しながらビルの壁に激突した。
…よ…弱っ!
「画竜点睛を欠く…か」
高度な科学力を持ちながら、肝心なところが弱いインベーダーの技術を、俺はそう表現した。
そこで即座に油断するのが俺の悪い癖だった。狙いをわずかに外れた弾丸は鏡面装甲であまりにも正確に反射され、そのままアトラスの銃口の中へと収まる。
ボンッ!
ぬおっ!
アトラスが小さく爆発し、思わず手を離す。地に落ちたアトラスは弾倉が吹き飛び、スコープもどこかへ飛んでってしまっていた。
ちっ。
すぐさまゴリアスDDを構えたものの、なかなか撃てるものではなかった。アトラスが爆発した時の衝撃で手は痺れ、ゴリアス自体も精度が高いとは言えず、なにより新型砲弾を装填した俺スペシャルだ。こんなの跳ね返されたらたまったもんじゃない。
とまどっているうちに、丸型円盤が数機こちらに向かっていた。自分の担当するEDF部隊がいなくなったもんで、俺のところに来たのだろう。
どちらも単体なら雑魚同然だが、組み合わせたらこれほど厄介なものもない。
チンポコ野郎と一緒に出てくる光景を想像し、背筋が寒くなった。
「…! まさか!」
「こちら第72戦車連隊、現地に到着! これより砲撃を開始します!」
無線が入ると同時、マザーシップが上昇を開始した。
†
それでも、不二子は我慢ができなかった。陸戦隊と巨大生物の距離はみるみるうちに縮まっていた。重いアーマースーツを着て走り続けていられる時間など、たかが知れている。このままだと陸戦隊は間違いなく全滅する。
手をこまねいてそれを見過ごすことは、不二子には無理な話だった。
不二子は部下達の制止も聞かず、先に脱出していくのを確認すると、線路上に立ち止まる。
「嬢ちゃん! なにやってんだ! 逃げろ!」
「私は大丈夫、行って!」
すれ違いざま男は怒鳴るが、不二子は横に突き出たスラスターウィングを軽く叩き、これがあるから大丈夫だということをアピールした。
陸戦隊の最後が脇を通り抜けると同時、プラズマランチャーを放つ。すぐさまスラスターでバックステップして陸戦隊の前へ躍り出ると、再び同じことを繰り返した。
蜘蛛と蟻の連合部隊は先頭から徐々に戦力を削がれていったが、仲間の死骸を飛び越えて次々と襲いかかり、次第に距離は詰められた。それでも、飛び越える手間を作ったぶんだけ、なにもない時とは比べるべくもなかった。
振りかかる
ジュッ。
「あ…つっ!」
右脚に激痛が走り、思わず顔を歪めた。
(ブーツに穴が空いたみたいね…)
ガシャコッバシューッ!
7回めのバックステップで飛ぶと同時、ユニットはオーバーヒートを起こした。
(さあ、私の役目はここでおしまい)
仲間に未来を託し、不二子は満足そうな笑顔を浮かべる…が、着地した場所は腕の中だった。
「だあっちゃー!!」
同時に図太い悲鳴が耳を貫通する。男は上からゆるやかに落ちてくる不二子をそのまま受けとめた直後、スラスターの強烈な蒸気をまともに受けた。
「外せ! 外せ! それ外せ!」
男は情けないほど必死の形相でユニットのベルトを顎で指す。
「え…あっでもっ」
「早くしろ!!」
男の一喝で不二子はびくりと怯え、渋々ロックレバーを解除した。肩と腰からベルトがするりと抜け落ち、ユニットは蒸気を撒き散らしながら線路に転がった。不二子は宙に浮きそうな感覚を覚える。
男は大柄で見るからに力強そうだった。小柄な不二子との対比は、大人と子供ほどもあった。それでも、人を抱えて巨大生物に追いつかれないように走るのは、無茶もいいところだ。
「あ…っ、私は大丈夫だから、逃げて!」
「んなわけねえだろが!」
男は怒鳴って再び走り始める。他の隊員は先へ行き、自分達は餌候補の筆頭に立たされていた。
(………!)
揺れる腕の中で、自分の腰のあたりに当たる、なにか硬い感触に気づいた。後ろを振り返ると、巨大生物との間に転がるユニットを確認できた。
(使えるかも…っ)
「これもらうね!」
「あ! おい嬢ちゃん! なにを…おわっ!」
カキンッ。
男の眼下には、自分の腕の中で女がグレネードの安全ピンを抜く姿があった。グレネードはユニットめがけて放り投げられる。ユニットはすでに自分が見捨てられていることも知らず、冷却を終えて内部のエネルギーレベルを臨界に高めていた。
先頭の蟻が敵と間違えて強大な顎でユニットに噛みつき、直後の蜘蛛が突然立ち止まった蟻に激突し、次の瞬間にグレネードが炸裂した。
───。
陸戦隊のすべてが、まるで波にさらわれるように数十メートルも空を飛んだ。ずっと先を行くペイルウィング隊までも風圧で吹き飛ばされた。なにも聞こえなかった。なにも見えなかった。白い光の海を、無音で進んでいるような感覚だった。地上の通風口からはまばゆいばかりの光があふれ出し、直後、その蓋がはるか天空へと旅立った。そこにちょうど脚を置こうとしていた機動歩兵が足下をすくわれて転倒し、それに激突するギガンテスがあった。
逃げ場を失った爆発力は、穴という穴を駆け巡った。
「……………………………………!」
「………………………………!」
男は「なんて無茶苦茶なことしやがる!」とジェスチャーで訴え、女は「助かったんだからいいでしょ!」とジェスチャーで返す。
だめだ。耳が完全に馬鹿になっている。ヘルメットをしてなければ耳が危なかった、というか、アーマースーツがなければ間違いなく本体がおしまいだった。
地震にも似たわずかな振動を残し、地下鉄の構内は元の様相を取り戻していた。巨大生物は追ってこない。むしろ、追ってこれない。後ろへ続く線路の先は、全部土砂で埋まっていたから。
男は「やれやれ」と両手のひらを上に向け、その返しで再び不二子を抱きかかえた。不二子は今度こそ抵抗したが、とても敵うものではないことを知るだけだった。「足、やられてるんだろ?」というコミュニケーションはまったく成立してなかった。
腕の中に抱かれ、顔を見上げる。短い髪、伸び放題の無精髭、汗臭い身体、…逞しい腕。
それは懐かしい感覚だった。哀しい記憶だった。
不二子は再びありえない思考をしている自分に気づき、慌てて否定した。
駅はすぐそこだった。
200余人いたEDF部隊も、陸戦兵15人とペイルウィング隊6人を残すだけとなった。陸戦兵は武器を失い、長時間の戦闘と全力疾走による肉体的疲労も限界に達していた。戦闘可能な者は不二子を除く5人のペイルウィング隊だけだった。ここで敵に遭遇したら、今度こそ天上界へ旅立てる。
ザザッザー。
「……ザッるぞ! ザッひ!」
「みぎだ! ……しんがた…ザッ……ザーッ………で……ない!」
「ザー………しゃ、にりょ……」
「……ザザ、さよ………し………か…ぜん…つ!? 」
「………ぁぁぁ!」
次第に聴力が回復して、妙な通信を聞き取った男が皆を呼び止める。
「ちょっと待て…様子が変だ…」
小刻みな揺れはまだ続いている。プラズマエネルギーの暴走による爆発は想像以上の破壊をもたらし、空間に土砂を崩壊させた。皆はその揺れだと思っていたが、それにしては変だと気づき始めた頃だった。
ズズン…ズズン…。
「隕石じゃないの?」
腕の中で、不二子は男の顔を見上げながら冗談めいた。しかし、男の顔は笑わなかった。
「こ、この振動の伝わりかたは、爆発だ」
誰もが認めたくなかった事実をつきつけられ、身体を緊張させた。
皆は立ち止まり、イヤホンに注意を払っている。不二子だけは動力炉を失ったせいで無線機が機能せず、その様子をうかがっているだけだった。
ザーッ!
突然、全員の無線機から一切の通信が聞こえなくなった。皆は顔を見合わせたが、周波数をどう調整しても同じノイズを垂れ流すばかりだった。
蟻と蜘蛛に囲まれた時、本部との連絡が一時途絶した、あれと同じ現象──。
しんがた…? シンガタ…Shingata…「新型」か!
「なぁ嬢ちゃん…、さっきよ、どっかの部隊が『新型円盤』って言ってたよな?」
「え…? うん…」
「どうやらいるようだぜ、この上に」
男は天井を見上げて言った。
その場にいる全員が同じ部分を見上げて、この向こう側にいるであろう未知の敵に恐怖した。一人だけ、イクシオンを強く握りしめる者がいた。
キュイイイイ…
「和恵!」
地を蹴った和恵は、駅のホームでいったん足をつき、階段へ向かって再び跳ねた。
「戻りなさい! 和恵! 一人じゃ無理よ!」
隊長の制止を聞こうともせず、和恵は単身で突撃した。
許せなかった。伊津美を殺したインベーダーが。彼女の仇を討つためなら、命をなげうってもいいと思っていた。
和恵は外に飛び出た。
久しぶりの地上。やわらかな陽差し。そよぐ風。穏やかな天気。見慣れた街。焦げた匂い。絶望的な光景。
目にしたものは、凄惨な破壊の爪痕だった。数十両ものギガンテスが炎を上げ、無惨な姿を晒していた。砲塔の横に描かれた「SYT72」のロゴから、横須賀支部に配備されている第72戦車連隊であることが判別できた。
また、EDFに撃破されたのだろうか、インベーダーの機動歩兵が1機、横倒しになっている。そのずっと向こう側、遠ざかっていく機動歩兵と、見憶えのない円盤群がいた。なおも砲火が上がり、激戦が続いていることを感じさせた。
「あれが新型円盤…?」
「…!」
上空になにかがいるような気がして天を仰いだが、なにも見えなかった。なにも見えなかったが、たしかになにかがいるような気がした。しかし、その気配は徐々に薄れ、やがて消えた。
(…今のはなに…?)
ガン…ガン…ガン…
不思議に思っていると、横倒しになった機動歩兵の方から、なにかを叩く音が聞こえてくる。近づいてみると、そのすぐ脇で横転しているギガンテスからだった。このギガンテスだけ他のと塗装色が違い、別部隊の所属であることをうかがわせる。
和恵は中に生存者が閉じこめられてると思い、助けようと近づいたが、わずかに遅かった。
ガン! ガン! ガン!
………。
ドガアァァン!
叩く音が止んだと思った途端、燃料か弾薬に引火したのだろうか、ギガンテスが大爆発を起こした。
「あ…」
幸い爆発には巻きこまれなかったが、救助が間に合わなかったことを悔やんだ。あと数分早ければ助けられたかもしれないことを思うと、胸が痛んだ。そんな和恵の心境をすべてないがしろにして、ひしゃげた車体の隙間から一人の陸戦兵が飛び出てきた。
「あちあちあち!」
「あンの糞野郎ども、もうタダじゃおかねえ! ブチ殺す!」
彼は燃えさかるギガンテスの周りを飛び跳ねると、罵声を発しながらインベーダーの方へ向き直り、ロケットランチャーを構えて猛り狂った牛のように駆けだしていく。和恵の存在には気づこうともしなかった。
一部始終を見ていた和恵は、彼のあまりの気迫に圧され、復讐の心も忘れるほど呆気に取られてしまっていた。
「和恵!」
「実樹、佳奈子…」
呆然と立ち尽くす和恵の隣に、二人のペイルウィングが降り立つ。彼女を止めようと追ってきたのだが、魂を抜かれたように呆けている様子を見て「どうしたの?」と声をかけるほどだった。
「あ、うぅん、なんでもない」
気を取り直して手を振り、すでに見えなくなった陸戦兵の姿を視線で追った。
(あの人…たしか…)
その先で、インベーダーの軍隊が侵攻を続けていた。
一応の安全が確認された後で、他の皆が駅から出てくる。最後に出てきたのは、陸戦隊の隊長と、その腕の中で縮こまってるペイルウィング隊の隊長だった。
皆、まばゆい光に目を細め、次に変わり果てた街並みを見て愕然とした。地上でもこれほど壮絶な戦闘が行われていたとは、予想もしていなかった。
「私はまだ戦える。行かなきゃいけない」
「そうね。見捨てるわけにはいかないものね」
「私も行くわ」
「私も」
「伊津美の仇は必ず討つわ」
5人のペイルウィング隊は、同じ一点に向かっていた。
「健闘を祈ります。必ず生きて帰ってください」
陸戦隊の一人が5人に敬礼をし、続いて全員が倣った。
「ありがとう。うちの隊長をよろしくお願いします」
「はっ! この命に替えましても!」
「俺らも行きてえとこなんだが、獲物がないことにはな」
「いえ、陸戦隊の皆さんはよくやってくださいました。私達が今生きているのは皆さんのおかげです。今から、その恩返しをしに行きます」
「そうしてやってくれ。嬢ちゃんは俺らがしっかり本部に送っとくよ。速達でな。カカカッ…ガッ!」
陸戦隊の隊長は豪快に笑った後で苦痛に顔を歪めた。荷物扱いされた不二子は男の腹の肉を渾身の力でつねり、部下達に眼差しを向けた。
「みんな…」
「大丈夫ですよ、隊長。我々には強い味方がついてます。とても強い味方がね」
「…? そうなの?」
「ええ」
和恵は明るい笑顔で戦場を振り向いた。さっきと比べて、機動歩兵が2機少なくなっていた。きっと、あの辺で暴れまわっているのだろう。…彼が、あの人が。
そう思うと、なぜだか妙に心強かった。
「さて、私らの出番がなくなる前に行くよ!」
「OK!」
和恵に続き、生き残ったペイルウィング隊は次々と戦場に向けて飛び立っていった。
†
「歩行戦車が撃ってくるぞ! 回避!」
「右だ! 新型円盤が来るぞ! くそ! 奴らが邪魔で歩行戦車が狙えない!」
「左翼から歩行戦車、2両きます!」
「なに…っ!? 左翼の部隊はどうした! まさか…全滅!?」
「うわああぁぁぁ!」
丸型円盤と新型円盤の混合部隊に手間取っていた時、マザーシップが上昇を開始した。
「くそっ! 逃がすかよ!」
俺は近くにあった戦車に飛び乗り、円盤を無視して突撃した。突撃してどうかなるものではなかったが、そうせずにはいられなかった。マザーシップが俺との勝負を避け、余裕綽々と去っていくように見えて、ひどく悔しい思いに駆られた。この野郎! 正々堂々と勝負しやがれ!
【まぁ彼らと遊んでやってくれたまえ】
そう言うように、ハッチを開いて新型円盤を続々と発進させてきた。それだけでなく、チンポコ野郎までも落としてきた。悪い予感を的中させられたことにより、状況はふりだしに戻ったどころか、もっと悪くなった。
もっとも泡を食ったのは、下でマザーシップを砲撃しようとしていた横須賀支部の第72戦車連隊だった。目の前に突然出現した機動歩兵と新型円盤の連携作戦に、大苦戦を強いられていた。
突出しすぎた俺も戦車戦に巻きこまれる羽目になり、戦場を駆けまわった。砲塔旋回速度が遅く、弾道は放物線を描き、一人ですべてをやらなければならないギガンテス。円盤に囲まれ走行しながらチンポコ野郎のみを狙うのは至難の業だった。戦車連隊が乗る焦げ茶色のギガンテスは型が違うようで、無線を聞く限りでは戦車長・操縦手・砲手の3人乗り構成のようだ。おそらく、EDF設立の時に解体された自衛隊のお下がりを改修したものだろう。
新型のギガンテスは、簡単操作と引き換えになにか大事なものを失ってるような気がしてならなかった。
遠距離からの砲撃が無理であることを悟った俺は、近接砲撃を試みる。危険な作戦だが、新型円盤が周囲を取り囲む中で砲撃する方がもっと危険だと判断したからだ。
なにより、測距機もない戦車でアウトレンジ戦法など夢の話だった。
新型のギガンテスは、外装こそ最新鋭だったが、中身は昭和時代の戦車だった。
戦車連隊は好き勝手に動きまわる1台のギガンテスのために指揮系統を乱され、混乱の炎に油を注いでいた。そんなのは俺の知ったことではないが、これなら降りて戦った方がマシかもしれないと思い始めた時、狙いを定めたチンポコ野郎に異変が起きた。
ゴバーン!
地面から轟音とともに稲光のような閃光が噴き上がると、その上を歩いていたチンポコ野郎が脚を1本吹き飛ばされ、俺の方に倒れてきたのだ。
え? なに? いったいなにが起きたの? 新型の地雷? えぇ? こんな市街地で?
ゴシャ。
砲撃体勢に入っていた俺は、避けるすべもなかった。そのまま倒れたチンポコ野郎の頭部へ激突し、バウンドするように跳ね飛ばされた。
なんだよ…そんなのアリかよ…。
チンポコ野郎と共倒れする格好になったギガンテスは、天を地にして情けない姿を晒す。こうなったらもうひっくり返った亀である。最初のうちこそキャタピラを前後に動かして遊んでいたが、すぐに飽きた。砲塔を旋回させようとすると車体の方が回るのはちょっと面白かったが、これもすぐに飽きた。
無線から響く悲鳴は次第に弱々しくなり、壊滅状態に陥ってることを想像させる。砲撃音がだんだん小さくなってることから、後退しつつ抵抗していると思われた。この近くでドンパチやられたら俺が危ないわけで、その点ではラッキーだった。
やがて、無線からはノイズしか聞こえなくなった。おそらく、さっきもあった電磁シールド現象とかいうやつだろう。
「逃げやがったか…」
椅子を見上げ、そのはるか向こうにいたであろうマザーシップに向かって舌打ちした。
それにしても、椅子が上にあるというのは不思議な光景だった。
さて、どうしようか。ここで一生を過ごす気はない。なんとかして脱出しなければ。
ギガンテスには多くの戦車と同じように脱出ハッチがついてるが、激突の衝撃でフレームが歪んだのか、押しても引いてもびくともしない。俺は整備用に備えつけられた車載工具を取り出し、底面──今は天井だが──の脱出ハッチの修理を試みる。
「こう見えても私、機械は得意なんですよ。ほら、ここが曲がってるでしょ? だから開かないんですねー。ちょっと待ってくださいね。今直しますから。こちょこちょ。はい、直りましたよー。これで開きます。さあ脱出しましょう!」
ガッ。
………。
ガッ。ガッ。
………。
ムキャー!
まったく変化がないハッチに向かって、俺は怒りをぶちまけた。狭い車内でスパナを振りかぶり、狂った猿のように叩きつけた。ひ、ひ、人が優しくしてやりゃ調子に乗りやがってえぇぇ!
大体、これというのもそれというのもあれというのも、全部あの糞野郎どもが悪い。なんで俺がこんな目に遭わなきゃならんのだ。
それが俺の怒りを激しく燃え上がらせた。
ガン! ガン! ガン! ガン! ガン! ガン! ガン! ガン! ガン! ガン!
しかし、底面にも装甲が施されたギガンテスの脱出ハッチは、スパナで叩いたくらいでは傷をつけるのがやっとだった。
カラーン。
「………面白い」
痺れる右手を押さえ、スパナを手放した俺は、怒りに我を忘れた。ギガンテスのコントローラを握りしめ、憎悪に満ちた目を車内に向けた。
「その挑戦、受けてやろうじゃねえか!」
右手の親指が、□ボタンを押した。それは、横転している今では自爆ボタンだった。
ドガアァァン!
ギガンテスの120mm滑空砲が、発射と同時に自らを撃破した。爆発の衝撃で一瞬気絶しそうになった。炎は車内にも及び、歪んだフレームは亀裂から裂けて外界への脱出口を作る。それを確認すると、大慌てで脱出した。
「あちあちあち!」
アーマースーツを着ているとはいえ、火あぶりの熱さは相当なものだった。それでも火傷さえしなかったのは素晴らしい性能という他ない。
熱さが収まるに従って、今度は怒りの炎が再燃した。遠くに見えるチンポコ野郎どもを見据え、なにがなんでもぶっ潰さないと気がすまない衝動に駆られた。
「あンの糞野郎ども、もうタダじゃおかねえ! ブチ殺す!」
吐き捨てるように言うと、完全に切れた俺はゴリアスDDを抱えて猛然と走り出す。
許さねえ! 許さねえ! 許さねえ! 絶対に許さねえ! 泣いて謝っても4本脚で土下座しても許してやらねえ!
最初の血祭り候補は、右翼にいる2機のチンポコ野郎だった。あのあたりに戦車連隊の生き残りが多いのだろう、新型円盤も気を取られているのがわかる。
円盤は展開してる時でなければこっちに跳ね返すことはない。今がチャンスだった。
射程距離に入ると同時、やっと出番がまわってきたゴリアスDDが火を噴く。この距離からでは外れる弾も多かったが、当たる弾も多かった。新型砲弾の破壊力はゴリアスDを確実に超え、候補に挙げられた2機のチンポコ野郎は不意打ちされたこともあって、事態を察知する間もなく崩れ落ちた。ケッ。ざまぁみやがれ。
すぐに、俺を察知した新型円盤がわらわらと寄ってくる。
俺は逃げるわけでもなく、そのまま包囲されるのを待ちながら
この馬鹿どもが。
主力部隊を置いてけぼりにしてお前らだけが集まったところで、武装もしてない奴がどうやって俺を倒す? ゴリアスの砲弾を跳ね返すか? それをさせてもらえるとでも思ってるのか?
この馬鹿どもが。甘えんだよ。
俺はもう一度嘲笑い、ゴリアスを構えた。
ゴリアスDDの直撃を受けたビルはガラスの破片を撒き散らし、運悪く隣接していた3機の新型円盤が爆風に巻きこまれた。2機はたちまち爆発し、1機は直撃こそ避けられたものの、重力遮断ドライブを損傷して迷走しながら墜落する。
へっどうよ? 弾は跳ね返せても爆風はどうにもなんねえだろ?
「運悪く」じゃねえんだよ。
粉塵を巻き上げ倒壊するビルを眺めながら、満足そうな笑みを浮かべた。人差し指をゴリアスのトリガーに引っかけ、くるりと1回転させると、再び構えて次のビルを狙った。ビル街が建ち並ぶ場所では、新型円盤はまるで無力だった。そう、EDFの戦車連隊と同じくらいに。
一方で、その戦車連隊はついに崩壊したようだ。残りのチンポコ野郎が、苦戦する新型円盤を援護しようとこちらに向かって歩いてきていた。
なに、それには及ばねえよ。てめえらが来るまで待ってたら日が暮れちまうわ。俺から行ってやろうじゃねえの。いいから、それよこせ。
俺は円盤を引き連れ、道路の向こうからのしのし歩いてくるチンポコ野郎めがけて突撃を開始した。
その時だった。
「援護するよ!」
女の声で無線が入り、ペイルウィング隊が俺の頭上に出現した。
な…なんだこいつら! どこから湧いた!?
今日の作戦にペイルウィング隊は入ってなかったはずだ。応援部隊が来るという話も聞いてない。
いや、そんなことはどうでもいい。
「貴様ら! 俺の獲物を横取りするんじゃねえ! すっこんでろ!」
思いきり怒鳴ってやった。
ペイルウィング隊の奴らは一瞬ひるんで顔を見合わせたが、申し合わせたようにうなずくと、そのままチンポコ野郎の方へ行ってしまった。
あ…あぁ…お…俺の獲物が…!
ただ呆然と、5人のペイルウィングがチンポコ野郎を取り囲み、手玉に取っているのを見ていた。
「が、頑張れチンポコちゃん! 獲物を横取りする悪い蝿なんか叩き墜としちゃえ! やれ! いけ! そこだ! ああ…!」
俺は必死に応援したが、てんで相手にならなかった。そりゃそうだろう。攻撃ヘリに勝てる戦車がいるなら苦労はない。ペイルウィングはチンポコ野郎にはやたら強かった。しかもあの小娘ども、結構手慣れてやがる。しっかり弱点を狙ってるし、おまけに無慈悲だ。
だから脚など無用と言ったのに…ああ…ああ…!
終わった…。
がくりと膝を落とす俺の周りを、シャコシャコと新型円盤が閉じたり開いたりしていた。
†
ガィン!
「ってぇ! なにしやがる!」
ヘルメットの上から2度めの一撃を食らった三郎は、ふてくされて隊長に噛みついた。
「勝手な行動をするな! どこへ行ってた!」
「いいじゃねえかよ! 暇だからちょっと散歩してただけだよ!」
「まったく…。いいか、三郎。軍というものは規律が重要だ。一人の勝手な行動が全員を危険に晒すことだってある。お前は実力はあるかもしれないが、協調性が…ん? 三郎? おい! 三郎!」
遠く走り去っていく部下の背中を見ながら、隊長は迂闊に後ろへ振り向いたことを反省した。
「やれやれ…。帰ったら懲罰だな」
その困った顔は、出来の悪い息子をもった父親のようでもあった。
横浜の街は甚大な被害を受けていた。倒壊したビルも多く、なおも黒煙を上げてくすぶる戦車連隊のギガンテス、機動歩兵、円盤の残骸が、激戦の名残を残していた。それでも、マザーシップがジェノサイドキャノンを撃たなかったおかげで、最悪の事態は免れていた。
「まったく…戦闘になったら真っ先に死んじまう分際で俺に説教とは生意気にもほどがある。帰ったら懲罰だな」
ぶつくさ言いながら、その景色をうっとりと眺めていた。
(美しい…)
そう呟いてるようだった。
三郎は天を見上げる。マザーシップが存在していたあたりを凝視していた。
…気配は感じられなかった。凄惨な地上の様相とは裏腹に、澄んだ青空が広がるだけだった。
(結局なにしに来たんだ、奴は? 新型円盤のテストかなんかか?)
あれだけおいしい状況でありながら、ジェノサイドキャノンを撃たなかったことが不思議だった。
(あるいは、撃てない理由でもあったのか?)
「あなたも感じるの?」
ため息をつく三郎に、一人のペイルウィングが語りかけた。和恵だった。三郎はあからさまに「なにワケわかんねえこと言ってんだ、こいつ?」という顔をして一瞥する。直後、怒りを露わにした。
「その声…てめえか! 俺の獲物を横取りしたのは!」
先ほど無線で聞いた声との照合結果が一致したのか、掴みかかりそうな勢いでまくしたてる。
「まあまあ、そう怒らないでよ。助けてあげたんじゃない」
「それが余計なお世話だってんだ! せっかく生け捕りにしようと思ってたの…に…はぁ…」
「え…生け捕りって…」
「乗って遊ぶに決まってんだろうが。絶好のチャンスだったのに…」
大きく肩を落とす三郎を見て、和恵はあからさまに「なにワケわかんないこと言ってんの、この人?」という顔をするが、一致する記憶を思い出した途端に吹き出しそうになり、必死でこらえた。
「やっぱりあなただったのね」
「なにがだ」
「うぅん、なんでもない」
「けっ」
和恵は、目の前の彼が上陸阻止作戦の時に一人で敵を殲滅した人物だということを確信した。敵の第1波を殲滅した時、崖から転落した機動歩兵の周りをうろちょろしている陸戦兵の姿を、和恵は目撃していた。機動歩兵の下の砂を掘り、四つん這いになって頭を突っこんでいた理由がどうしてもわからなかったが、あれは乗ろうとしていたのか。
そのすぐ後に敵の増援があり、彼は壊滅した左翼部隊の方へ走っていった。それからの彼の行動は見ていなかったものの、左翼の方から飛んできたバゼラートは圧倒的な力で敵を殲滅し、EDFに勝利をもたらした。
彼は喜びもせず空を見ているだけだったが、転倒した機動歩兵が爆破処分された時、驚いたように振り向き、膝をついてうなだれていた。乗ってどうするのかは知らないが、相当ご執心のようだ。
──そうだ。あの時の彼も、ずっと空を見ていた。
和恵は気になっていた。地下鉄から脱出した時、空に感じた不思議な気配を。その方角と、彼が今見つめている方角が同じであることを。
「ところでお前、なんでこんなとこにいるんだ? ペイルウィング隊がしゃしゃり出てくるなんて話、聞いてねえけど」
そのことを尋ねようとした時、彼がこちらを見るでもなく、突然話しかけてきた。あからさまに無愛想な彼が普通に話しかけてきたことに少し驚いたが、地下巣穴の第2次侵攻作戦があったこと、挟み撃ちに遭って大打撃を受けたことを説明した。
「ああ…そういえばこの近くだっけか…ふーん。あの程度で苦戦するとは情けねえな」
「え…」
こともなげに一蹴した三郎に対して、和恵は頭に血が上るのを感じた。あの地獄を生き抜いて脱出したことや、伊津美や他の陸戦兵の犠牲を踏みにじられたような気がして、ひどく悔しかった。たしかに彼は圧倒的に強かったが、だからといって必死に戦っている者を見下していいはずがない。感情が高ぶるとすぐ涙が出てくるのは、彼女の癖だった。
「な…なんで、なんで…」
震える拳を握りしめて睨みつける和恵と、短くため息をついて立ち上がる三郎。
「第1次の時に行ったんだよ。あの時本部が下手な撤退命令を出したりしなけりゃ、俺がぶっ潰してたのによ。残念だったな」
そう言って首にかけていたタオルを和恵に投げてよこし、去っていった。「それで涙を拭きなよ」ってことなのだろうか、それにしては泥だらけで汚かった。ところどころ焦げて穴が空いてるのは、燃えさかるギガンテスから脱出した時にできたものだろうか。
(ていうか雑巾じゃん…)
それでも和恵は、それが彼なりの思いやりだと感じ、ボロボロのタオルに顔をうずめた。
ひどく汗臭かった。
「三郎!」
「三郎さん!」
空が闇に閉ざされた頃、戦闘を生き残った隊員達が本部に帰還した。ぞろぞろと歩く中から目ざとく三郎を見つけた健一と明日香が、彼のもとに歩み寄る。
からくも勝利はしたものの、EDFもインベーダーと同様に大打撃を受けており、皆が満身創痍だった。それは三郎とて例外ではなく、アーマースーツに痛々しい焼け跡が残り、顔も
「三郎…大丈夫か? 怪我は? お前ほどの男がこれほどのダメージを受けるなんてな」
「相手はあのマザーシップですしね…。倒せなかったのは残念でしたけど、それでも三郎さんが無事でよかったです…」
明日香は今にも泣きそうな顔をして言葉尻を濁らせる。
三郎は歯切れの悪い返事を残し、一言「疲れた」と言って宿舎に向かって歩き始めた。二人があまりにも純粋に自分を心配しているものだから、敵から直接受けたダメージはほとんどないことを言い出せなかった。ダメージの内訳は、アトラスの自爆で少々、丸型円盤戦で少々、残り全部はギガンテスの自爆によるものだった。
憔悴してるのも、帰りの輸送車ですし詰めにされたまま大渋滞にはまっていたことの方が大きかった。
明日香は、三郎が無事だったことに心から安堵し、やたら上機嫌だったが、それもそのすぐ後、自分の所属するペイルウィング隊が帰還するまでの間だった。
「…そうですか…伊津美さんが…」
救急病棟へ運ばれる不二子を見送った後、チームの姐さん的存在だった伊津美の戦死を聞かされ、明日香はひどく落胆した。覚悟はしていたが、やはりきついものがあった。人の死に慣れていく自分が嫌だった。
不二子を隊長とする10名の第3ペイルウィング隊は、上陸阻止作戦で2名を失い、そして今日の第2次地下巣穴侵攻作戦で1名を失った。また、隊長は敵の攻撃で足を負傷し、プラズマエネルギーユニットも失っている。一応の勝利を得たマザーシップ迎撃部隊に比べて、地下巣穴侵攻部隊は惨敗もいいところだった。
明日香は戦況を聞き、自分も参加していたら戦死者が2名になっただろうと思った。
インベーダーも今ごろ、仲間の死を悼んでいたりするのだろうか。
そんなことを考えてもみるが、そんな程度では明日香の奥底に燃える憎悪はとても消せなかった。
これからさらに激化するであろうインベーダーとの戦い。東京練馬に位置するEDF極東本部の中で、この戦いに勝てると心から信じて疑わないのは、実に三郎だけだった。
彼はベッドの中で、機動歩兵を駆って街々を廃墟に変えていく夢を見ていた。幸せそうな寝顔だった。
Comment
- えむさん / 2005.9.5 10:03
-
シリアスとコメディが程よくちりばめられいて、なかなか…。
と言うか3話を一挙に書くとは。これは時間がかかっても当然ですね。お疲れさまです。
ついでに追伸です。
自分のとこの日記は、最初からやっているため、展開自体はこちらよりも遅いです。つまりネタバレはないとw
まぁ、それだけですが(汗)←と言いつつ、コメント期待する愚か者(ぇ - hr@admin / 2005.9.6 01:05
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今回はコメディを三郎方面に担当してもらい、シリアスを不二子方面にやってもらいました。
粗筋を書きながら「うーん、さすがに3話いっぺんだと長くなるなぁ大変だなぁ」と言ってた頃が懐かしいです。予定では500〜700行くらいだったのに、なにがどうして倍になったのかよく憶えてません。この辺に経験の浅さが如実に出るのですよね。
で、正式なお知らせは明日くらいに書く予定ですが、今回をもってリアルタイムプレイを終わるので、これからはネタバレにびくびくすることもなさそうです。
切羽詰まると本当にどこにも行かなくなるので、ここ1週間くらいは見るのがやっとでしたが、時間に余裕があって書くことを思いついたらコメントしますねー。 - 突貫陸戦兵さん / 2005.9.5 10:07
-
二度目の投稿となります。
まずは、お疲れ様です。かかった期間と内容から察するに、相当苦労なさったと想います。
とは言っても、この短期間でこれだけのものが書けるとは、尊敬に値します(僕も稚拙な短編小説を書いたりします)。
個人的なことですが、今回、「阿呆。俺が死ぬ時は人類が滅亡する時だ」と言う台詞が非常に気に入っています。実際その通りですし。
今回も非常に楽しませていただきました。一EDF隊員として、三郎達にはこれからも頑張って貰いたいと思います。
長い割には要領の得ない文になりましたが、これからもお体に気を付け頑張って下さい。弟ともども応援しております。
余談ですが、火炎放射器……お好きですか? - hr@admin / 2005.9.6 01:07
-
こんなんでも楽しんでいただけて光栄です。同業(?)の人に見られると、ひどく緊張しますね。
筆は早い方なのか自分ではわからないんですが、ちゃんと「小説」として書いたらとんでもなく時間かかりますよ、やっぱり。よく見ると小説的表現がほとんどないのがわかると思います。似非小説なので、行頭字下げもしてません。騙されちゃいけません。(笑)
三郎君は底なしで絶対的な自信を持ってますが、根拠のなさがポイントです。実際に強いのがせめてもの救いですね。
火炎放射器は……大好きです。2ではまだ一度も使ってないですが、フリープレイになったら早速装備してガスタンクに行ってきます。あぶっても爆発してくれないような気がするけど…。 - 狙撃兵さん / 2005.9.5 13:28
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第13話お疲れ様です。待ち遠しかったですよ。
続々と増えてますね〜主人公以外のキャラ。
ゲームでは声しか出てこなかった他の隊員が出てくると少しうれしい気がしますね。三朗様が羨ましく思えます。
↑の「突貫陸戦兵さん」と同じく「阿呆。俺が死ぬ時は人類が滅亡する時だ」の台詞はとても好きです。底なしの自信とそれに見合った戦闘力は賞賛ですね。
またダロガに乗れなかったのは残念ですが・・・。
明日香の兄についてもヒジョーにきになりますねぇ。
本にナッタラカッチャウカモヨ(・∀・)ニヤニヤ
そんな妄想しながら次回も楽しみに待ってます。
お仕事とHPの両立・・・がんばってください! - hr@admin / 2005.9.6 01:09
-
いきなり「第13話」とか言われてとまどったのではないでしょうか。いや、タイトルが「Mission17〜19」じゃ味気ないよなーと思って適当につけてみたんですけど。
キャラはまだ出てきますよー。ペイルや陸戦兵だけでなくオペレーターとかそれ以外の人物も出てきますよー。
明日香の兄貴はすでに話が決まってます。いつ出てくるかはわかりませんが、ダロガの顛末ともどもお楽しみに〜。
本とかは…ひふへほ。正直考えてないです。物好きな出版社様でも現れれば別ですが、そうでなければWebで充分ですからね。作る方も見る方もお金かかりませんし。 - とある陸戦兵さん / 2005.9.5 14:55
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はじまめまして。初めて書き込みします。
防衛軍日記、面白いですね!!ここまでくると、もう
小説みたいな感じですね(笑)。
続きが気になって仕方ありません・・・。
実は、僕も個人的な趣味+この日記に触発されて、地球防衛軍を題材にした話を書いてます。書くのって楽しいけど大変だ、と、実感&納得してます。
人間の想像力というのは非常に面白い物で、同じゲームを題材にしてても、全く違う物語が出来るんですね。
サイト内でリレー小説とかをやってみたら、中々面白いのではないでしょうか。
お仕事や更新でとても大変なようですが、頑張りすぎて体調を崩したりしないでくださいね。
(自分の経験上、受験勉強中に「頑張れ」と言われると結構苛々させられますから・・・)
無理なさらずに。 - hr@admin / 2005.9.6 01:20
-
どうも初めましてー。どうもありがとうですっ。
小説っぽく見えますが、書いてる本人はそのつもりなかったりします。続き、気になりますか? 俺も気になります。(おいおい)
「頑張れ」ってのは状況次第ですよ。やりたくてやってることですから、受験勉強の時に言われるのとは全然違います。でも、人間、切羽詰まってる時は些細なことで苛々しちゃったりするものです。ほほほ。
リレー小説は企画としては面白そうですね。でもこういうのはよほど息が合ってないと大体こけるので、自分でやる気はちょっと…。(笑)
他の人の防衛物語はぜひ見たいです。たとえば、こんな質問があります。「丸を4つ書いて、真ん中に棒を1本引いてください」っての。人によって、できあがる図形はバラバラです。これと同じで、解釈の差って想像以上のものがあります。EDF隊員と同じ数の地球防衛軍があるわけですね。
というわけで、お話できたら見せてくださいねー。ヤ・ク・ソ・ク。 - シエさん / 2005.9.5 15:14
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更新おつかれさまです〜
徹夜した後の仕事大丈夫なんでしょうか?
自分がやったら間違いなく体壊します。。
文章に対して何書けばいいか思い浮かびません・・・
一言「面白かった!」とだけは言えます、ハイ - hr@admin / 2005.9.6 01:21
-
徹夜後の仕事はさすがに無謀です。週に3日もやるとだいぶ蝕まれます。オフィス系ではないからなんとかなってるようなもので、椅子なんかに座ったら即気絶です。
面白かった! その一言でも充分です! 次も面白いといいですね!(おいおい) - さきひさ隊員さん / 2005.9.5 16:36
-
更新おつかれさまです。
1時間前に学校から帰ってきました〜。(^0^)
授業中に(数学)で地球防衛日記、更新なったかな〜」
とか考えてたら先生に「これ解いてくれ」と、言われて
ビクッとしました>_<それで家に帰って来てすぐ、
パソコンを開いてみると・・・。なんと、ものすごく
書いてあって、ビクッとしました。>_<
でも、読んで見ると、ペイルウィング隊と・・・・。
陸戦兵(三郎さん)のパートが書いてあって・・・。
キ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━タ!!!!!!!!
になってしまいました^^
でも、徹夜してまで、書いた文章にはとてもすごいです
もう感激です。>о<
どうも、おつかれさまでした!!!!!!!
- hr@admin / 2005.9.6 01:25
-
学校お疲れ様です。感極まってますね。(笑)
携帯でネットができる環境をお持ちなら、簡易更新情報をブックマークしとくといいですよ。いつでもすぐにチェックできます。ただし、リンクを押すとパケ死しますのでご注意ください。ページを見るのは家に帰ってからパソコンで。
正直言ってお疲れですが、まだ終わってないですっていうか、3分の1過ぎてません。まだまだこれからです…。
次回以降も陸戦兵・ペイルウィング満載でお送りする…予定です! - ひろやさん / 2005.9.5 17:37
-
( ゚Д゚)ポカーン
言葉もありません( ´ー`)...
はっきり言ってすごいです。
( ´・ω・`)_且~~ イカガ? - hr@admin / 2005.9.6 01:27
-
待った甲斐はありましたでしょうか? あったみたいでなによりです。(笑)
今はお茶を飲んでまったりしつつ、次のお話を考えながら血ヘド吐くまでゲームやりたいですよー。 - 牛さん / 2005.9.5 18:38
-
ウヒアーこんなにかかれるとは。
ガクガク((( ゚Д゚)))ブルブル
参りましたm(_ _)m - hr@admin / 2005.9.6 01:28
-
量以外にも参ってもらえるよう精進します。(´・ω・`)
1日でこれだけ書ける魔法のキーボードとか、どこかに売ってないものですかね? - ヒーローさん / 2005.9.5 18:51
-
こ、こ、こんなに書いたんですか!?
す、すごすぎる。
次の日記が楽しみです。
次の日記もこれだけの数が書ければ良いですね。
その書くまで毎日応援しています。
管理人さんファイトー
- hr@admin / 2005.9.6 01:28
-
量以外にも期待してもらえるよう精進します。(´・ω・`)
今回の話を「小説」として本にしたらどうでしょう。50ページにもなりませんよね。そんなペラッペラの本を見ても驚きませんよね。
そういう次元でお考えくだされば幸いです。
世界の法則として「量が増える=時間がかかる」があるんですが、よろしい? - 神既さん / 2005.9.5 19:47
-
更新お疲れ様です〜
今回も本当に楽しませてもらいました。
次の更新を楽しみにしています。
これからも無理せず頑張ってください! - hr@admin / 2005.9.6 01:29
-
お楽しみいただけて光栄です。
「無理をしない」ということがどういうことかおわかりですね?
次回の更新を(気長に)お待ちくださいませ〜♪ - ショボン隊員さん / 2005.9.5 19:58
- 前編は朝起きた時に読んで、後編は今読み終わった・・な、なななな長ぇ〜。・・・三郎以外にもかなり名前蟻キャラが増えたね。・・・ちなみに今HARDをやっています。・・・三郎の底なしの自信をいうセリフは (・∀・)イイ!・・・hrさんお疲れ!!
- hr@admin / 2005.9.6 01:30
-
長いと言っても、本にしたらペラペラ(以下略)
名前付きキャラはまだまだ出てくる予定です。ペイルだけでも後ろに3人控えてます。みんなが最後まで生き残るといいですね。
次はいつになるかわからないけど、また頑張りますよー。 - ヤラレ隊員さん / 2005.9.5 22:04
-
すげぇ長い・・・
おまけにこの手の入れよう・・・読み応え満点、言うこと無いです^^;
なんか三郎丸くなりました?
まあ、ちゃんと?した会話が増えたから錯覚かもしれませんね。
以前は会話する相手すらいなかったわけで・・・
いや、居たけどほとんど「背景みたいな人達」でしたからねぇ^^;
で、いくつかのストーリーに分かれていますよね。
読んでてふと思いついたのですが・・・
「三郎メインのストーリー」 プレイヤー視点に近い(低難度)
三郎が一番戦場で楽観的に見えるのは気のせい^^;?
「その他隊員のストーリー」 例えるなら初期武装の類でインポッシブル
まさに、いや、真の地獄絵図・・・これぞEDFの「現実」
もうどうしようもない絶望の中、ああ言った隊員達がなんとか切り抜ける・・・
流石ですTT こう言うの大好きっす><b
ってか、これ書くのを頑張るのは読む側としては嬉しいんですけど、くれぐれも無理は禁物ですよ^^
ではこれからも頑張ってください。※そして自分のコメントは無駄に長いonz - hr@admin / 2005.9.6 01:32
-
今回は三郎編と不二子編でシンクロ進行だったので、時間合わせが大変でした。電磁シールドとか通信のタイミングとかユニットの爆発でダロガがこけるとことか和恵が出てくるとことか。
06・18・19が同じマップである、直前の05・17が地下巣穴である・17で18を思わせる無線が入ってくる・同じ条件で18と19をつなげられ、しかも「第72戦車連隊が壊滅」というおいしいネタが用意されてる…あたりから組み立てていって、気づいたらこんな感じでした。
会話する相手の有無は、初期と大きく違うとこですね。背景(笑)相手では「ちょっとは良いとこもある」ってのも出しにくいですし。インベーダーが相手の時は相変わらず元気です。でも、彼の人格とかはあまり制御してないので、実際にちょっと丸くなってるかも?
三郎と他の隊員の実力差は、ゲーム中と同じくらいのバランスです。お察しの通りメチャ弱です。インポッシブル…とはいかないまでも、ハーデストくらいはあります。三郎はヒロイズムの象徴ということでメチャ強ですが、現実にはそんなうまくいかないわけで、その辺を他の隊員に担ってもらってます。かわいそうに。(笑)
まぁアーマーと武器は同じものを使ってるという設定なので、その辺は調整してますけどね。
これからももちろん頑張りますけど、とりあえず一休みさせてくださいませ。頼む。この通り。命だけは。 - バゥ飼育委員さん / 2005.9.6 03:54
-
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
正直一話に何日かけてんだよーとかふざけたことぬかしてました。3話同時進行でしたのね、申し訳ございませぬorz
お詫びとしてバゥ3体をお送りします。いきなりの宅配便に注意してください(クール宅急便です)。着払いですので明日香たんか和恵たんを支払ってください(ぁ
これからも楽しみしております〜 - hr@admin / 2005.9.6 20:00
-
明日香たんと和恵たんは可燃物になりますか?(萌えるゴミ)
…あ。
不二子たんと実樹たんと佳奈子たんと結花たんと榛名たんと睦月たんとダロガたんと加代たんと伊津美たんと久美子たんと安穂たんもよろしくね。
後ろの3人もう死んじゃったけど。なんまんだぶ。
これからは1話に半月かけるつもりでいるのでよろしく〜。 - 隊員もどきさん / 2005.9.6 19:36
- 更新お疲れです! とても読みごたえがありました。 三郎以外の名前ありの人がたくさん増えたましたね。 これからも応援するので頑張ってください。
- hr@admin / 2005.9.6 20:00
-
面白かったですか?
名前付き=レギュラーとは限りませんが、まだぽろぽろ出てきます。
これからも見てくださいねー。 - 乱闘狙撃兵さん / 2005.9.7 02:01
- 更新までの間、ご苦労様です。更新した後ってどんな気分でしたか?とても自分なんかには書き切れそうも無い長さですね。(すごい・・・)これからも頑張ってください。(時に〇〇、何で他の隊員とほぼ同じ武器を使っているのにこうも戦果が違うのだろう?「武器とはこうやって扱うものだ」とでも言うのだろうか?)
- hr@admin / 2005.9.7 21:53
-
更新した後は言いようもない解放感です。苦労したらしたほど脱力します。「もうダメ! もう書けない! 今回で終わり!」っていうほど気力が霧散します。それで、数日経つとまたやる気が出てきて、次のお話に取りかかります。たくさんのコメントは、この時のやる気ゲージの回復速度を飛躍的に高めてくれます。
まぁ今回は3話同時進行ということでこんなに長いですが、次回は短くなるんじゃないかな、と予想してますよ。
他の隊員、ゲームでもこの物語でも弱いですねぇ…。もし三郎が第2次地下巣穴侵攻作戦に参加していたら、どうやって切り抜けていたのでしょうね。(笑) - K.Mさん / 2005.9.7 16:38
-
え〜っと5日に読んだんですがいろいろあって
コメントを書きそびれたので今日書きます
パッと見てスクロールバーが短い事に驚いたのですがよく見ると「このページは後編です」と来たもんだ!
早速前編から読んでいると長いのにスラスラ進んでとっても良かったです。今回は隊長との協力(?)があった(ような気がした)のでなんだか読んでいて楽しかったです。 - hr@admin / 2005.9.7 21:54
-
スクロールバー、更新直後の後編はこんなに小っちゃくなかったんですよ。たくさんのコメントのおかげです。もう感謝感激です。
後藤隊長は出番のわりに全然活躍してませんでしたね。そこはまぁ隊長といえども「一般兵」の宿命ということで。(笑)
お気に入りのキャラですから、今後も出てくることでしょう。三郎ともどもヒゲゴリラをよろしくv - カナンさん / 2005.9.8 18:31
-
はじめまして。
最近、敵に勝てる気がしなくて、あきらめかけていたんですが、この記事読んでたら不思議とやりたいという気持ちになってきます。
次の話も楽しみにしています。頑張ってくださいね。 - hr@admin / 2005.9.8 19:06
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初めまして〜。
結構いるんですね、これ見てやる気を鼓舞させる人って。そういう効能があるとは本当に意外なんですが、頑張って書きますのでカナンさんもスーパーインフェルノ制圧を頑張ってください。
今は小休止中で次回はまだ未定ですが、できるだけ早く続き書きますね。っていうか俺が早く書きたいっていうか。 - たかさん / 2006.1.20 00:04
- 第3話更新ごくろうさまです〜〜本当に手の入れようがすさましいこと山の如しですね本当に尊敬します〜〜僕では到底・・・到底ここまではできません・・・・すごいできまえですねwwwこれを読んでいたらゲームのほうもものすごく面白くなるような作品の数々でしたね〜〜これからもお体を大切にしてがんばっていってくださいねそれでは
- hr@admin / 2006.1.20 23:56
- 今となってはすっかり昔の話になってしまった第13話ですが、ちゃんと第14話がありますので楽しみに待っててくださいね。
- たかさん / 2006.1.20 00:05
- もうしわけありません第13話でしたすいません・・・・・・・・・・・
- たかさん / 2006.1.21 19:04
- 本当に楽しみに待っていますよwww
- hr@admin / 2006.1.27 22:58
- 適当に楽しみにしててくださいねwww
- 闇慈さん / 2006.6.8 21:28
-
初めまして、小説を一話から読ませていただきました。
所々にあるガンダムネタには笑いました。弟と一緒に防衛をしてますので、陸戦とペイル共にハーディストクリアめざしてます。14話も楽しみにしてます。 - hr@admin / 2006.6.15 03:45
-
初めましてー。1話から通しで読むと、その無計画性がよくわかるんじゃないでしょうか。困ったものですね。(あんまり困ってなさそうに)
次はさらにひどいです。今ちょっと中止の可能性が懸念されていますが、無事にクリアできたらまた頑張って書きますので、ハーデストを蹂躙しながらお待ちくださいねー。
Comment Res.
テレビ見ない人なのでよくわからないけど、「地球防衛軍」って名前自体はよくありますよね。検索する時はtheを付けないと大変なことになったり。
時に、前にもコメントくれたシオカラさんでしょうか。あの時お返事メール出したんですが、宛先不明で返ってきちゃいました。(違ったらすいません)
その1逃げたくなったらいつでも逃げていいですよー。っていうか、見ない自由を奪おうとするなら、俺も作らない自由を捨てないといけなくなってしまいますし。
戦車のくだりはもう一度読んでみてください。ヒントは「奥様ミス」です。
伏線ミスは下手すると物語を一撃で殺しちゃうので、かなり神経使ってます。印刷していつでも参照できるようにしてます。読者が100回読み返したら、著者は1000回読み直してると思った方がいいです。
でも、人間には「うっかり」がつきものです。実際、細かいとこを探せば結構あったりします。リアルタイムゆえに設定が全部後付けで、前にやったことを忘れて矛盾する設定を作っちゃったりするのは、とてもありがちなミスです。以前、死んだはずのキャラをうっかり出しちゃってる戦争小説を見たことがあります。あわわわ。
その1EDF1…懐かしいですか? あ、いや、俺って初プレイからまだ半年も経ってないもので…
メタルギア(ソリッド?)は未プレイなのでネタがわかんないヘタレですが、俺も色々やりました。EDF2では時計塔を使ってやりたいシチュエーションがひとつあります。たぶん三郎がやってくれると思います。(元ネタが通じるかどうか…)
人がいっぱい来ると、やっぱり色々と大変です。レスとかプレッシャーとか××対策とか。
でも、まったく来ないのも色々と大変です。やる気の維持とか、(普通の人だったら)お客さんを増やす方法とか。
その2サイト開設おめでとうです。ぱふぱふ〜。リンク入れときましたよ! 9月1日に間に合わなくてすんません…(とほほ)
忙しいのとネタバレ鎖国により、まだまともに入れないんですが、近いうち全ページ見られることになりそうです。
当サイトは非常に厳しい状態になってまいりましたが、俺の中で俺が「なに言ってんの? 時間がなければ増やせばいいじゃん」とおっしゃるのです。すいません。悪魔の囁きに魅了されてます。
その3徹夜までしました。3度もしました。仕事→徹夜→仕事とか、自分で人間技じゃないと思いました。それでも終わらなくて、こんなに遅れてしまいました。
とりあえず、読み応え「だけ」はすごかったと思います。待った甲斐はあったでしょうか?
「後半になるにつれ増えてって、最終的には1000行超え」じゃなくて、今回の時点で1000行超えです。まぁ今回は3ミッションの同時進行ですし、増えて当然なんですけど。
でも、今は風呂敷を広げる段階ですから、たたみに入る頃はこんなもんじゃすまなくなると思います。
前回以上の防衛ドラマは満たされましたでしょうか? ちょっとコネくりまわしすぎかも…。わかりにくかったらごめんなさい。なにせ経験の少ない素人ゆえ、その辺は平に申し訳ない次第です。
「自分の好きなようにやって、その上で人に楽しんでもらえれば最高だよね」っていうのが永久不変の運営方針である以上、自分の意思以外で現状が変わることはありえません。だから4年半の間、誰にも見られることのないサイトをひっそりやってこれたんです。「お客さんを増やす方法」とか、考えたことありません。
それに、賛成がいるなら反対もいるのは当然ですから、両方取れないならどっちかを置いてけぼりにするしかないんです。ごめんなさい…。
1年くらい経って久しぶりに地球防衛軍を出した時に当サイトのことをふと思い出したら、またお越しください。その頃には攻略たっぷり雑文たっぷりのサイトになってます。たぶん。
別の意味でのお仲間さん、初めましてー。物書きとして尊敬の対象になるとは恐縮です。小説っぽいのもそれなりに書いてきましたが、発表したことはないので自己満足の範疇です。そんな奴がこんな先の長い話を始めちゃって大丈夫なんだろうかと心配してます。
このページも最初のうちは本当に「日記」だったのでこんな名前がついてますが、本番に入って名前付きの脇役が出てからというもの、いきなり「地球防衛軍の二次創作」になりました。リアルタイムって怖いです。「地球防衛物語」あたりに名前変えた方がいいかなぁ…とか。
機会があったらschutzenさんの作もぜひ見せてくださいね。ていうか見たいです。(媒体は本…なのかな?)
あと、レス不要オプションは「レスはしたいけど、たくさん届くと時間が足りなくなる」という矛盾を皆様に押しつけるための装置です。チェックする人としない人は半々くらいかな? チェックすると、サイトの方には名前すら出てきません。その心遣いを本文へ反映させるのが最大の感謝だと思うので。(合計で数時間は軽く浮いてますから、皆様は見えない彼らに感謝しましょう)
でも、俺は基本的にレスしたい人であることを付け加えておきます。
その4リアルタイムと言いながら、1〜2ミッションだけ先に進んで、まとめられそうなのがあるか見てたりするんです。今回みたいに、まとめた方が面白いミッションもあるので。
今回はたまたま3ミッションをつなげた物語が浮かんじゃったおかげで、小出しにすることができなくなってしまいました。
俺は妥協ってのがどうも苦手で、自分が出せる状態になったと判断するまで絶対に出さないです。期待されてる以上、変なもんは出したくないですし。(それでも、こういうのってどこまでも煮詰められますから、どこかで妥協しなきゃいけないんですけども)
そんなわけで、俺に向かって更新を催促するほど無駄な徒労はないわけですね。
「違う方向」での妄想日記、楽しみにしております〜。
(お友達)Mコード
EC878530 143EA790
コード
1C8E6D44 0456E79B
…って言われても、なんの暗号なのかさっぱりわからんぜ!
これを解読するとレーダーが消えるそうです。PARとかいう解読器が必要なことは想像つくけど、そんな特殊装備は配備されてない我が支部ではどうしたものか…。
でもレーダー非表示が実現できるのは夢みたいですな。ぜひやってみたいものでござる。レーダー非表示でスーパーインフェルノ…やべっ。よだれ出てきた。
その2ハーデスト=前作のインフェルノですか…。俺の弟もハーデストがクリアできねえ!と嘆いてましたし、よほど難しいんでしょうね…。
ていうか、今回そんなハーデストにふたつ上があるってのが信じがたいっていうか楽しみっていうか、あぁ! 早くやりたい!
その5えーと、いつの徹夜のことでしょう? というくらい徹夜です。さすがに体調崩し気味です。
長さはもとより、構成が複雑になると必要時間がドカーンと延びます。タイムラインを紙に書いて、あーでもないこーでもないってやってました。
これ以上頑張れないくらい頑張ってる時に頑張れって言われるのは、たしかに厳しいですねー。それが人の心というやつで。(笑)
メールフォームからのコメントは「レスは次の更新時にまとめて」が定着しちゃってるおかげで、書いてる途中でも後まわしにできて何気に助かってたりします。今回みたいにひどく遅れるとその分レスも巻き添えを食らう欠点はありますが…。