第11話 上陸阻止作戦

2005.8.26.Thu

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http://edfx.org/2/eds/050826 

23:45

す…すいませんねー…遅れちゃって…。
今日もまた途方もなく長くなっていまして、かなり時間がかかってます。
たぶん今までで一番長いです。
今夜中に更新できるように頑張ります…。

で、今気づいたんだけど、記事の右上にある日付、全部日曜日になってますね。どういうバグだそれ。後で直します…。(恥)

翌日23:50

すいません。昨日は睡魔に耐えきれず更新を断念してしまいました。炎天下での仕事で体力使いすぎたってのもあるけど、…まぁいつもより短くなってるスクロールバーで察してください。

ちなみに、曜日のバグは感動するほど素人ミスでした。$sD と書くところを $sd と書いてました。
なにが感動って、今の今まで気づかなかったことです。うわー…日付見てないのバレバレ…。

やんわり本番移行

さて、脳内の妄想設定もだいぶ出揃ってきたことだし、そろそろ準備運動も終わりです。実のところ、構成的には多くの余力を残してたりします。(時間的には現状ですでに必死ですが)
これからは物語性がだんだん強くなっていきます。形式にこだわらず、少ない時間をやりくりしながらあの手この手を尽くして展開していくのでよろしくです。
それに伴って捏造度も上がると思いますが、その辺はアドリブということで…。

では頑張ってお読みくださいー。ノシ

16:挟撃

「よう、三郎! お前も無事だったのか! よかった!」
昨夜の深酒が祟り、嘔吐で始まった朝。起きるなりひどい頭痛を抱えていた俺は、薬をもらおうと医療棟へ入ったと同時に悪化させる羽目となった。
ひどく聞き覚えのある声。なんというでかい声。振り向かなくてもわかる。
「…なんだよ…、死んだんじゃなかったの…か…よ…」
「あっはっは! そう簡単にくたばってたまるかよ! お前より先にゃ死なねえぜ!」
昨日たしかにバゼラートごと撃墜したはずの彼は、院内に響くほどの大声で笑った。その波長に合わせて脳味噌の皺の1本1本がガツンガツンと悲鳴を上げる。
わ、わざとやってんのかこいつ…!

頭を抱え憎しみをこめて見やると、彼は車椅子に乗っていた。脚にギプスをしているところを見ると、どうやら骨を折ったようだ。昨日の戦闘が原因であることに疑いはない。
まぁ同じアーマースーツを着てるんだ、俺が無事ならこいつが無事でも別に不思議ではない。その程度ですんでよかったじゃないか。俺を相棒呼ばわりした罪にしては軽いが、それはそれで良い気分だ。
俺は苦痛と愉悦を中途半端に混ぜた表情を浮かべる。それを見た彼はふと動きを止め、車椅子から覗きこむように俺の顔をうかがった。
「…どうした、顔色が悪いぞ? 調子が悪いなら医者に診てもらった方がいいんじゃないか?」
…これは嫌味じゃない。この野郎、本気で言ってやがる。
「ふ…人の心配する前にテメエの…怪我を心配しやがれ…」
もはや立ってるのも精一杯だった。これ以上つきあってたらブッ倒れちまう。早いとこ薬もらって帰ろう…。

「あ、いたーっ! 健一!」
振り返った途端、甲高い声が脳天を直撃した。右耳から左耳へ突き抜けた。今日は厄日だ。間違いなく死神祭りだ。に、逃げなければ。逃げないとマジ死ぬ…!
必死に逃れようとする俺を脇目に、廊下の角から顔を出した女は叫ぶなりこちらへやってきた。
「もう! 今日は朝から検査だって言ってたじゃないの!」
「おう不二子、悪い悪い。ダチに会っちまってよ。…あれ、三郎?」
よろめきながら去っていく俺を見た彼は、ご丁寧に追いかけてきて再び顔を覗きこみ、
「どうしたよ相棒!ちょっと調子悪いからってお前らしくないぜ!もっとシャキっとしろって!」
でかい声で怒鳴り上げ、俺の後頭部をバシバシ叩いた。
…そこからの記憶はない。

目を覚ますと、見知らぬ天井があった。
どこだ…ここは?
霞む思考、深い頭痛。
あれ、…どうしたんだ、俺?
起きあがってみると、俺はベッドの上に寝ていた。
あれ…なんで?

「あ、気づいた?」
事情が掴めないまま考えこんでると、見知らぬ女が入ってきた。
「いきなり倒れるんだもん、びっくりしちゃった」
その言葉を聞いて、ようやく記憶が戻った。
あぁ、そうか…。
同時に、頭のヤカンがピーッとなった。
あの糞野郎…!
もう許せねえ、今度こそ始末してやる!

「あっ! 無理しちゃダメだよ、ほらっ」
ベッドから降りてそのままよろけた俺を支え、女は笑顔を見せた。
…つーか、こいつ誰よ?
至極当然の疑問が湧いた。今度こそ本当に知らない奴だ。なんでこうも馴れ馴れしい奴ばっか集まってくるんだろうな。なにかに憑かれてるのか? ウゼえ!

俺は彼女の手を振りほどき、病室を飛び出る。奴はどこだ、どこにいる!
まだ収まらない頭痛を怒りに変えながら、整形外科棟へと向かった。受付で奴の病室を聞き出し、エレベーターの前に来たところで俺は標的をロックオンする。
いやがったな!

…だが、そこで足を止める。隣にいる奴となにか話していた。話しているというより、必死に訴えてるように見えた。相手は…後ろ姿なので誰かはわからんが、あれは作戦指揮部の制服だな。
柱の陰に隠れて、こっそり様子をうかがう。声はよく聞き取れないが、いつもの間抜けな笑顔はない。なにかを訴え、それを無惨に却下され、それでも食いついてるように見える。
なにをそんなに必死になってるのか気になるものの、ちょっと愉快である。いい気味だ。

「さっきね、インベーダーが日本に上陸しようとしてるって話を聞いたの」
うぉあっ!?
ニヤニヤしてたら後ろからいきなり声をかけられ、あからさまに驚いてしまった。振り返ると、追いかけてきた女がすぐ後ろに立っていた。
しかし彼女の視線は俺を通り越し、奴に向けられていた。その瞳はもの哀しい。
「上陸予想地点の近くにね、実家があるんだって。まだ家族が住んでるんだって。だから俺も連れてけって言って聞かないの。脚が折れてるのにね。居ても立ってもいられないのね」
ははーん、それであの剣幕ってわけか。なるほどね。

願いはとうとう聞き入れてもらえなかったようだ。作戦指揮部の奴は彼を制しながら、下へと降りるエレベーターに消えていった。彼は車椅子から立ち上がり、そのままドアによりかかりながら崩れ落ちる。それを見た女が、たまらず彼の元へと駆けだした。

「くそ…くそ…なんだってこんな時に俺は…」
「健一…」

脳天気だと思ったら、今度は湿っぽい。忙しい奴らだな。めでてえこった。
傍に歩み寄ると、彼は俺の存在に気づいたようだ。
「三郎…」
「まぁ諦めるこったな、健一君」
「あ…諦められるかよ…、お、俺は這ってでも行くぞ…」
苦痛に顔を歪めながら、健一は立とうとした。
「家族の命がそんなに大事かねぇ…」
「お、お前にはないのか…? 自分の命より大事なものは?」
言うことを聞かない右脚に活を入れ、脂汗を流しながら立ち上がった。ものすごい気迫だった。なんだ、脳天気なだけの奴じゃねえんだな。
「…ないのか?」
健一はまっすぐな瞳で俺を見据えた。やめろよ、気色悪い。
「今は…ねえな。守りたい奴も、大事なものも、全部失くしちまった」
「そうか…」
心の底から残念そうな表情を浮かべ、壁づたいに歩き始める。
「ちょっと、健一! そんな身体で行ってもどうしようもないじゃない!」
「不二子、お前はお前の務めを果たせ。俺は俺の務めを果たす。行かなきゃいけないんだ、行かなきゃ」

あぁ、そうだな。健一、お前はそういう奴だ。やっと思い出せたよ。EDFの入隊式で馴れ馴れしく話しかけてきた図々しい奴だ。
会ったその日から、なんでか俺のことを親友だと勘違いしやがった。
入隊早々に俺がロンドンへ派兵される時、我が子を戦地に送るような顔をしやがった。
俺は奴がうざったくて仕方がなかった。
俺はこういう馴れ馴れしい奴がなによりも嫌いだった。
バゼラートごと爆破してやった時も、殺すつもりはなかったが、死んでもいいと思った。
それなのにしぶとく生きてやがって、それで再会した時に出てくる台詞が俺の心配だ。
俺にどう思われているかなんて考えもせず、頑なに信じ抜くような直球野郎だった。
こいつなら、俺のために命を投げ出すことだって平気でやりそうだ。
まったく、おめでたいにもほどがある。

…いいな、お前は。

聞こえないくらい小さな声でぽそりと呟き、健一の肩に手をかけた。
「…三郎? ぐあッ!!
「きゃーっ! 健一!」
ギプスの上から強烈な爪先蹴りを食らった健一は、たまらず床に転がり倒れこんだ。ギプスに大きな亀裂が入り、衝撃が患部を直撃したことを物語る。
「健一! 健一!」
激痛で声も出ない健一と、泣きそうな声で寄り添う不二子。

あは〜ん、それじゃあ無理だネ! 残念!
「んじゃあな。せいぜい養生することだ、健一君。はははっ」
軽やかにエレベーターに飛び乗り、その場を去った。このままいたら不二子ちゃんになにされるかわかったもんじゃないしな!
俺を二度も相棒呼ばわりしてくれた礼はしたぜ?

降りるエレベーターの中で、右の爪先で床をトントンと叩く。あーくそ。爪先が痛え。ちっと力一杯蹴飛ばしすぎた。
やがて、1階に到着しドアが開いた。

──さてと。
俺は歩き始める。
「せっかくの非番だってのになぁ」
晴れ渡った空に向かってぼやいた。

「こちらEDF本部、敵円盤群が海岸に入った。総員、攻撃を開始せよ!」
遠くに見えていた無数のごま粒が円盤だと確認できる大きさになった時、号令がかけられた。
海岸で待ち受けていた陸戦部隊は一斉砲撃を開始し、ペイルウィング隊はスラスターから鮮やかな軌跡を残して次々と飛び立つ。

「ほう、あれがペイルウィング隊か」
崖の上から華麗なショーを見ながら感嘆とした声を上げる。
まじまじ見るのは初めてだった。空中を自由自在に舞う姿は、お世辞抜きで美しかった。あの機動力をバゼラートにも取り入れてくれりゃなぁ。

俺は狙撃班に編入され、本当なら健一が持っていたかもしれないアトラス227Rを構えていた。眼下の砂浜からはロケット弾が次々と発射され、ペイルウィングのショーに彩りを添えていた。
同時に、我々も狙撃を開始する。

ぱあんっ。

1発撃った時点で、Dモデルではないことを呪った。
なんと薄っぺらい音だろうか。弾が見た目に小さいから、破壊力はかなり劣ってそうだ。5発装填できるのはいいが、スコープの倍率は低いし、さらには精度もいまいち良くない。この距離ではなかなか思い通りに飛ばず、かなり苛々させられた。
それは他の奴らも同じようだった。Dモデルはまだ制式採用されたばかりで数がないらしく、全員がRモデルを装備していた。せっかく手に入れたDモデルをこないだの山岳戦で拾い忘れてきたのが今さら悔やまれる。

「レーダーに反応! 新手です! このままでは挟み撃ちです!」
3度リロードして1発も当てられずフラストレーションも最高潮に達した時、オペレーターが叫んだ。それと同時、上空から大きな塊が3個、我々の後方に落ちた。
「な…っ! なんだあれは!?」
隣の奴が叫ぶ。
…そうか、お前らはあれがなにか知らないのか。それはかわいそうにな。
俺はそいつを崖から突き落とし、自分も飛び降りる。彼はなにが起きたのかわからず、間抜けな格好で情けない声を上げながら崖を転がり落ちていく。なに、下は砂浜だ。アーマースーツが守ってくれるさ。だから心配しないで落ちな。
時間的にも距離的にも、そいつ一人突き落とすのが精一杯だった。俺は格好良く着地し、彼は熱く灼けている砂浜に頭をめりこませた。
その直後、鈍い音とともに崖の上が青白く光り、たった今いた場所が爆発に包まれる。
…狙撃班、2人を残して全滅か。あっという間だったな…。

ヘルメットを取り砂を払いながら、彼は声も出ない様子だった。それもそうだろう。俺が突き落としてなけりゃ、今ごろお花畑で天使とキスしてる頃だ。
さて、ここからは自分の身は自分で守れよ。お前の子守をしてる暇はねえんだ。
俺は再び崖に向かって駆けだすと、ガバナー0に持ち替えた。こんなこともあろうかと近接戦用の武器を持ってきといてよかったぜ。
………、それにしても、なんであんなことしちまったんだろうな。咄嗟とはいえ、いつもなら一人で飛び降りてたはずだ。
ま、気にするほどのことでもないか。

敵戦力。海岸線に沿って小型円盤。崖の上からはチンポコ野郎が3機。文字通り挟み撃ちの格好だ。
幸いというか、対円盤戦はペイルウィング隊がよくやってくれている。ならば俺はチンポコ野郎を殺るのみだ。おそらく、この中で唯一あれと対峙したことがある隊員だからな、俺は。ロンドンで見た奴と同じ型であれば、勝算は充分すぎるほどにある。

崖の上に戻ってきた頃には、このあたりに散開していたEDF部隊は完全に沈黙していた。たった2分かそこらで全滅かよ…。
機動歩兵のうち1機は足を滑らせたのか、向こうの方で崖から転落して横倒しになっている。もう1機は逆方面から海岸線に展開している陸戦部隊の方へと向かっていた。
そして崖の上にいる残りの1機が俺を見つけ、こちらに歩き始める。

…ははっ。
面白い。
サシで俺に勝負を挑もうと?
面白い冗談だよ、サンピン三等兵。
ジャコッ。
ガバナー0が嬉しそうに身震いした。

「ペイルウィング隊、展開しすぎだ! 適切な距離を保て!」
「砲兵隊はペイルウィング隊の着地の瞬間を狙われないように援護しろ!」

海岸線では円盤との激戦が繰り広げられていた。波打ち際には円盤の残骸とあるじを失ったプラズマエネルギーユニットが沈み、その上を動かなくなった主が波の赴くままに漂っている。

ペイルウィング隊は善戦していたが、やや押され気味だった。飛行から武器まですべてをプラズマエネルギーユニットに依存している人類に対し、向こうは飛び放題の撃ち放題だ。
人類とインベーダーの科学力には、まだまだ圧倒的な差があった。

「明日香! 撃ちすぎよ! 戻りなさい!」
ペイルウィング隊の一人が仲間に向かって呼びかける。
しかし、気づくのが遅かった。オーバーヒートしたユニットは緊急冷却モードへと移行し、蒸気を勢いよく噴き出す。推力を失ったユニットは主とともに、緩やかな曲線を描きながら海面に落ちていった。
「明日香…!」
悲痛な声を上げ、眉をひそめる。助けに行くことは許されなかった。スラスターに2人の人間を載せて飛べるほどの推力はなく、ユニットはここから助けに行って帰れるほどの持続時間もなかった。
ペイルウィング隊が小柄な女性で構成されているのも、すべて少ない推力を有効に使う苦肉の策だった。
スラスターは水の中では噴射できない。もはや彼女が助かる道は、自力で泳ぎ帰ることだけだ。
だが、それを阻もうと、円盤が集まってきていた。

「せ…先輩は早く戻って! がふっ」
「喋っちゃダメ! 水を飲んじゃう! とにかく逃げなさい!」
彼女はマイクに向かって力一杯怒鳴り、ユニットを冷却するべく後退する。陸戦部隊からの援護は望めなかった。後方から接近してきた機動歩兵にいいように蹂躙されていたからだ。

「…?」
そこで彼女は気づいた。機動歩兵が1機足りないことに。陸戦部隊の近くに1機、崖の下で転がってるのが1機いたが、残りの1機が見あたらなかった。
よく見ると、崖の上で一筋の太い煙雲が立ち昇っていた。
チカチカッ…
それと同時、煙雲の近くで小さな輝きが何回か瞬いた。カメラのフラッシュよりも弱い光だったが、たしかに光った。
ドカァンッ!ドカバガンドカッ!ズドカァン!
直後、後ろで爆発音が連続した。
着地して振り返ると、明日香を取り囲もうとしていた5機の円盤が炎を噴き上げ、海の藻屑になろうとしていた。

「な、なに、今の…!?」
今の光がマズルフラッシュであることは容易に想像できた。あのあたりには狙撃班が展開していたが、しかし機動歩兵によって早々に全滅したはずだ。
「狙撃班の生き残り…? でも、それじゃダロガはどうやって…」
彼女は疑問を感じたが、ユニットの冷却が終わるやいなや、陸戦部隊を蹂躙する機動歩兵へと飛び立った。
何者かは知らないが、現実に円盤は全滅し、明日香の安全は確保された。
あとに残るは機動歩兵の1機のみだ。

サンダースナイパーが確実に当たる距離まで間合いを詰め、狙いをつける。精度が悪くユニットのエネルギー消費も激しい武器だが、機動歩兵が自分に気づいていない今は千載一遇のチャンスだった。

俺はご満悦だった。さっきまで1発も当たらなかったアトラスが5発連続で命中し、とてもごきげんだった。こんな見通しのいいところで動きを止めるとは、円盤どもも迂闊なことをする。
ついでに暴れまわってるチンポコ野郎を鉄屑にしてもよかったが、興味は崖下に転がるチンポコ野郎に移っていた。
鼻歌さえ交えて歩み寄る。ひひひひひひ。一度乗ってみたかったんだよね、これ。
どれ、どこから乗るのかな? ここかな? あれ? ハッチとかないのかな?

ピシャアァァァン!

突然、雷鳴に似た音が響き渡った。
こ…この音は…!
振り向くと、陸戦部隊を蹂躙していたチンポコ野郎が煙を噴きながら崩れ落ちていた。

忘れもしない音だった。なみいる蜘蛛を丸焦げにした、あの音だ。俺のプライドも丸焦げにした、あの音だ。
許せねえ。同一人物かはわからねえが、借りは返させてもらうぜ。
俺はアトラスを構え、銃の主に狙いをつけた。別に撃つつもりはない。主の正体を確かめたいだけだ。
悔しいが、助けられたのは事実であり、この場合の借りを返すってのは、ここで引き金を引くことじゃない。
だが、このスコープの倍率ではとても個人を判別することはできなかった。
ちぇ。
構えを解いた俺は、興味を元に戻す。

そんなことより、こいつだ。こいつだよ。こいつにはどうやって乗るんだ? 教えろよ、なぁ!
手当たり次第に機体を調べるが、入口とおぼしきものは見つからなかった。横倒しになった衝撃で中の奴が気絶でもしたのか、さっきから微動だにしない。今がチャンスなのになぁ。もしかして入口が下になっちまってるのか?

「新たな敵反応があります。注意してください」
オペレーターから通信が入ったのは、機体下部の砂を掘って頭を突っこんでる時だった。
敵反応? こいつのことだろ?
不思議に思って外を見てみると、上空に無数のごま粒と、2個のちょっと大きいごま粒が見えた。
マジかよ! まだくるのかよ!

ここは危険だ。このチンポコ野郎は壊れたわけじゃない。こんなとこにいたら奴らを呼び寄せてしまう。あんな数に囲まれたら洒落にならん。
それに、EDF部隊はほとんど壊滅状態だ。あまりサボってたら本当に皆殺しになる。俺一人だけ生き残ったところで、また歩いて帰らないといけなくなっちまう。それだけは御免だ。
俺は名残惜しそうにその場を離れ、左翼部隊の方へ向かった。2機のチンポコ野郎と円盤どもは、右翼の残存兵力を集中攻撃するつもりのようだ。

左翼のEDF部隊はすでに沈黙していた。息がある隊員もいたが、とても戦える状態ではなかった。
その中に、俺が崖から突き落とした隊員もいた。彼はすでに息絶えていた。なんだよ。人がせっかく助けてやったのに、無駄にしやがって。
でもまぁ、役立たずは役立たずなりに戦ったんだろうな。
逃げることもせず、ここの部隊と合流したんだもんな。
無念か?
無念だろうよ。
安心しな、仇は討ってやるからよ。

俺はバゼラートの傍に歩み寄る。多少の損傷はあるが、充分動きそうだ。
お前もまだ戦いたいのか?
これがお前の最後の戦場だ。無事に着陸することはない。それでもいいか?
…そうか。
よしよし、いい子だ。
お前の戦いぶり、俺がしかと見届けてやるよ。

勝手な独り言を言いながら、コクピットに乗る。
距離は遠いが、右翼部隊の苦戦はここからでもよくわかった。あれだけの数に集中攻撃されているんだ、そう長くはもたないだろう。

生き残ったバゼラートは、死地を求めて最後の戦場へと飛び立った。

「大丈夫、明日香?」
「は、はい。ごめんなさい」
戻ってきたペイルウィングの生き残りを、もう一人が迎え入れる。
「見ての通り、新手がきたの。まだやれる?」
「大丈夫です。ユニットも動きますし、まだやれます」

機動歩兵が2機、そして大量の円盤群。
EDF部隊は、先の戦闘で大きな打撃を受けていた。25人いたペイルウィング隊も、初戦ですでに7人しか生き残っていない。あれだけの数の戦力を相手に生き残れるとは、とても思えなかった。
(ここまでかもね…)
残りわずかなEDF部隊は、覚悟を決めるしかなかった。
(ごめんね、健一。帰れないかも)
バイザーを下ろし、スラスターノズルが甲高い音を立て始める。
「みんな、行くよ!」
14の軌跡を描き、ペイルウィング隊は一斉に飛び立った。同時に陸戦部隊も援護を開始する。

機動歩兵の接近にはまだ少し余裕がある。ペイルウィング隊は、先に円盤を叩く作戦に出た。
「砲兵隊の流れ弾に注意してね!」
指示を出すと、先頭の円盤に突撃する。飛行中の射撃は命中率が極端に落ちるため、そうする必要があった。その戦法は「チャージ」と呼ばれ大きな効果を発揮したが、その反面でペイルウィング隊の消耗に拍車をかけていた。
「この…!」
円盤の攻撃を間一髪でかわし、機体上部にまわりこんでレイピアを突きつける。
「墜ちなさい!」
無数のプラズマアークが炸裂した。射程と引き替えに得た破壊力は円盤の機体をなんなく貫通し、無数の穴を穿うがつ。円盤はたちまち炎に包まれ、大きな音を立てて四散した。
「まず1機…!」
しかし、そこからが問題だった。熾烈を極める砲火をくぐりながら接近することは、並大抵のことではなかった。

視界の端に仲間の一人が映った。そして、その後ろに円盤がいた。
「和恵! 後ろ!」
叫んだ次の瞬間には、赤い射線が彼女を捕らえていた。幸い直撃は避けられたようで、ダメージはアーマースーツが肩代わりしてくれたようだ。すぐに体勢を立て直すのを見て、安堵のため息をつく。
そして向き直った途端にユニットが悲鳴を上げた。
ガシャコッ! ピーッ
「いけない…っ!」
ユニットは緊急冷却モードへ移行し、スラスターが推力を失う。仲間の危機に気を取られた隙の失態だった。

かろうじて砂浜へと軟着陸し、振り返る。円盤のうち数機が自分を狙って接近してきていた。この距離ではレイピアは届かない。ユニットの冷却は間に合いそうもない。
「これまでかな…」
小さく呟き、サンダースナイパーに持ち替えた。
1発だけ撃てる。
1機だけ道連れにできる。
狙いを定めながら引きつけた。精度が頼りないだけに、外すわけにはいかない。
ぐっ。
トリガーにかかる指に力を入れようとした時だった。

「どきやがれ小娘ども!邪魔だ!」

イヤホンが壊れそうなくらいのとびきりでかい声で無線が入ると、バゼラートがバタバタと砂を巻き上げながら、自分と円盤の間をものすごい勢いで横切った。
その先で旋回しながらキャノピーが開き、間髪入れずコクピットから小さな光が瞬く。
ドカンッ!
円盤の1機が中心部を撃ち抜かれ、爆発した。

「い…今の声は…三郎君!?」
信じられないものを見た気持ちだった。なんで彼がここにいるのか、さっぱり理解できなかった。健一にひどいことをして帰っていったはずの彼が、なんで今バゼラートに乗っているのか、さっぱりわからなかった。

バゼラートは縦横無尽に飛びまわり、円盤とすれ違うごとに何機かを撃墜していった。恐ろしいことに彼はコクピットに座っておらず、足で操縦しているようだった。シートの上に座り、空いた両手で武器を持って、がむしゃらに撃っていた。バゼラートに装備された機銃を使うつもりを感じさせなかった。まるで武器が搭載されていることさえ知らないように思えた。
誰も見たことがない、想像さえできない、奇想天外な戦闘だった。

「むちゃくちゃだよ、三郎君…」
呆気に取られて見ているしかできなかった。
それは、着地した他のペイルウィング隊も同じだった。
陸戦部隊は、後方から接近してきた機動歩兵に再び蹂躙されていた。

「苦しいか、相棒? あと少しで死ねるぞ」
下がっていく計器の針を見ながら、俺はバゼラートに声をかけてやった。
だいぶ被弾した。舵が思うようにきかない。いや、それは元々だが、さらにきかなくなっていた。

円盤は片づけた。残るはチンポコ野郎が2機だ。もしかしたらまだ増援がくるかもしれんが、その時はその時でさっさと逃げ帰ればいいだけのことだ。これ以上は相手にしてらんねえ。

機動歩兵は青白いビーム砲を撃ってきたが、空を飛ぶ目標に当てるのは難しかった。闇雲に機銃を撃ってはみても、周囲を飛ぶ蠅をどうすることもできなかった。そして繰り出されるアトラスの弾丸に屈するしかなかった。
だから誰が蠅だっつの。

これで敵戦力の残りは、チンポコ野郎1機となった。陸戦部隊はすっかり沈黙していて、1発の援護もない。本当に情けねえな。
一方で、バゼラートも限界に達していた。あと1機を同じ戦法で潰すだけの余力はなさそうだ。
よくやった。さぁ、最後の一仕事だ。
左足の親指に力を入れ、なんとか敵の方へ旋回する。あとはまっすぐ進めばいい。お前の最後の仕事は、俺を奴のとこまで運ぶことだ。そう、運ぶだけでいい。

高度を下げながら、バゼラートは必死に進んだ。そして機動歩兵の直上を通り越し、岸壁に向かって無抵抗に激突していった。
ご苦労だったな。あばよ。
俺は粉微塵に吹き飛ぶバゼラートに慰労の言葉をかけ、足下に目をやった。

さて、どうするよチンポコちゃん? 今撃ったらテメエもおじゃんだぜ?
バゼラートが機動歩兵の上を通り過ぎた瞬間、俺は奴の頭上に飛び乗っていた。
乗り心地は悪いが、眺めはなかなか素晴らしい。これで無抵抗の民間人を蹴散らすのはさぞかし気持ちの良いことだろうな。

ギュイーンッ
俺が上に乗ってることに気づいたのか、機動歩兵は自爆も辞せずと鈍い音を立て触覚を光らせる。
おう、なかなかいい根性しているじゃねえの。

だがな、

──気づくのが遅えんだよ、鉄屑。

ドガン!
ドガン!
ドガン!
ドガン!
ドガン!
ドガン!
ドガン!
ドガン!

ガバナー0の銃口を通風口にねじこみ、容赦なくトリガーを引いた。放たれた無数の弾丸は暴れまわり、内部を徹底的に破壊した。触覚に送られたエネルギーは機体へと逆流し、炎となって巻き上がる。金属の歪む音が悲鳴となって断末魔を上げる。それでもなお、弾が切れるまで無慈悲に撃ちこんでやった。
機動歩兵は機体のあらゆるところから爆発を起こし、足下もおぼつかなくなり、そしてゆるやかに機能を停止した。
よっと。
撃破を確認した俺は、巻きこまれないように飛び降りる。数秒遅れて、金属の塊となった機動歩兵が崩れ落ちてきた。

さて、一丁上がりだ。
どんなもんよ? ええ?
ざまあみろとばかりに、俺は空へ向かって自慢気に鼻を鳴らした。
さらなる増援はこなかった。

「敵は殲滅です! 噂には聞いていましたが…さすがですね!」
オペレーターが嬉しそうに言い、それを聞いた隊員が一斉に歓声を上げる。インベーダーの上陸作戦を阻止したことに、この激戦を生き残れたことに、自らの命を賭けて任務を完遂させた達成感に。

俺は独り、動かなくなった機動歩兵の脚部に腰掛けていた。奴らと勝利を喜びあう気は微塵もなかった。ただじっと空を見ていた。
オペレーターの声は聞こえていたが、噂ってのがなんなのかわからなかったし、気にもとめなかった。
ただじっと、空を見つめていた。

「た…たった一人で…、三郎君、あなたはいったい…」
機動歩兵に腰掛ける三郎を遠くから見つめながら、不二子は困惑していた。
なぜ作戦に組みこまれてないはずの彼がここにいるのか、なぜたった一人で敵を壊滅させることができたのか、なぜあんな無茶なことをするのか、なぜ健一に対して敵意をむき出しにするのか、疑問に感じることが多すぎた。
「不二子先輩…あの人は…?」
明日香が尋ねてくる。不二子は一言、あなたが海へ落ちた時に助けてくれた人よ、とだけ教えた。確認はしてないが、疑いはしなかった。

もしかしたら、彼こそが大戦の英雄かもしれないと、そう思わずにはいられなかった。インベーダーを手玉に取れるほどのベテラン隊員が他にいるとは、とても思えなかった。
今日初めて会った、健一の友人。
彼は、あまりにも強すぎた。

考えこむ不二子の脇をすり抜けるように、明日香が駆け出す。
「あ、明日香…! ちょっと!」
「お礼してきます! 命の恩人ですからね!」
振り向いてそう言うと、三郎のもとへと駆け出していた。不二子は眉間をひそめ、軽やかに駆けていく明日香を見送るしかできなかった。
本当に彼が明日香を助けたのかもわからないのに…。

「あ…あのっ、助けてくれてありがとうございました!」
明日香はまっすぐ向かって丁寧にお辞儀をした。
三郎は相変わらず空を見つめ、振り向きもせず、興味なさそうに短い返事だけを返した。
「あっ、あのっ…」
「失せな」
彼女は言葉を続けようとしたが、彼の片手がそれを制した。
インベーダーより簡単にあしらわれながらも、彼女はもう一度お礼を述べて帰って行った。

三郎は去っていく彼女の後ろ姿を一瞥した。
(…誰だ、今の?)
お辞儀をされたのはわかるが、なぜお辞儀をされたのかがわからなかった。
(別にお前を助けた憶えはないんだが…)

しかし彼女への関心はすぐに失われ、また空を見上げて、一点を凝視していた。
………。
機動歩兵は空から降ってきた。
ロンドンの時と同じように。
──間違いない。
マザーシップは日本に来ている。

まだ誰も気づいてないようだが、三郎は確信していた。
それを考えると、とてもあの脳天気どものように喜ぶ気にはなれなかった。
でも勘違いだったらいい恥さらしなので、黙ってることにした。

補足

ちょっと「?」と思われそうなとこがあるので補足。
医療棟で作戦指揮部の人が来たのは、不二子を呼ぶためです。それを聞いた健一は上陸地点が実家の近くであることを知り、俺も連れてけ、と。
そして不二子は出撃前に健一の面倒を頼もうと、三郎の様子を見に来たわけです。
そんな感じです。
そういう描写を細かくフォローしきれないのが時間的制約の弱点です。決して俺が未熟なせいじゃありません。本当だってば。嘘なんかついてないってば。信じてよ。信じてよ!(ごめんなさい嘘です)

というか、最後のセクションになるまで不二子がペイルウィング隊の一人であることに気づかなかった人もいると思います。

素人が書いた小説(もどき)はわかりにくくてイカンですね。

Comment Res.

>寝起きのケンさん

シーッ! それを言っちゃダメですよ! あのバゼラートには健一君が乗っているのです。誰も乗ってないとか言ったらおしまいです。
まぁ「なりきり妄想日記」ってそういうものですよね。酔った者勝ちというか。

お笑いネタはポンポン出てくる時もあれば、出ない時もあります。その時の気分というかノリ次第です。悩んで出したネタは大体つまらないので、ひらめき重視…かな。
あと、具体的な感想をいただけるのはすごく参考になります。ありがとうございます。自分のお気に入りとことごとくずれていて、勉強させられます。自分以外の人がどこにツボをもってるかなんて、今まで考えたこともないので…。
今まで多くの行を「これはあんま面白くないから消しちゃえ」と抹殺してきましたが、すげえ余計なことしちゃったのかも…(ちなみに前回の俺のお気に入りは冒頭の会話シーンだったり)

サイト建設はだいぶ形になってきましたか? 寝不足と飲み過ぎには注意してくださいね〜。

Comment

ダロガ乗組員さん / 2005.8.27 06:09
三郎隊長!もう朝です!
徹夜でダロガの整備はきついです!
hr@admin / 2005.8.27 23:54
搭乗員が整備もするのですか、大変ですね…。車検は通りましたか?
あと、ついでにうちのチビダロガ(2本足でヘルメットが入る)も整備してください! 弟がオイル切れのまま出撃して発動機を焼きつかせてしまいました!
ひろやさん / 2005.8.27 08:50
朝だよー( ̄□ ̄;)!!
hr@admin / 2005.8.27 23:54
大丈夫、今は夜です。
ん、いいな。この言い訳。今後も使おう。(苦笑)
こういう時は途中で寝ちゃったと思ってくださいませー。
K.Mさん / 2005.8.27 09:59
頑張ってください。
もうすぐ更新かな?(ワクワク
僕も地球を防衛しながら気長に待ちます。
もう夏休みも終わりますが宿題は防衛軍2をするために夏休み前に8割ほど終わらしていて発売までに終わらせる事ができたので防衛し放題なもんで^^

hr@admin / 2005.8.27 23:55
わくわくしながら14時間も待った気分はいかがでしょう? いや本当、マジすいません。気長に待ってもらえると本当に助かります。
夏休みも終わりですね。社会人の夏休みはとっくに終わってますけど。(笑)
ていうか、7月中に宿題を終わらせる人間がこの世に存在するなんて、私には信じられません。ま…まるで化け物だぜ…!
クラスに何人かいますよね。今ごろになっても焦る気配さえなく、友達のを写し始めたりする奴。俺はそういう学生でした。(良い子のみんなは真似しないでネ!)
ヤラレ隊員さん / 2005.8.27 12:14
ファイト、イッパァーツ!!(黙れ
兎に角、無理をしない程度に頑張って下さい^^;

なんていうか自分はもう地球を守りきれそうに無いですonz
「ミッションコンプリート」より「うわああぁぁ!!(断末魔」の方が圧倒的に多いですTT
比で言えば1:50位ですよ・・・なんでヤツラは地球にやってきたんだ(哀

※三郎の価値観を図式に表してみましたbyヤラレ
チョビ≧三郎>家族>>>一般市民=EDF隊員>>>インベーダー(復讐の対象
こんな感じすかね?


hr@admin / 2005.8.27 23:56
遅れてしまって本当すんません。無理しなかった結果、途中で寝ちまいました。(元も子もない)
そのぶん増量してありますので、頑張って読んでくだされば幸いです。

三郎の価値観図式はなかなかいいところを突いてます。ただ、家族の描写はまだほとんど出てないので、実際はどこに位置しているのでしょうね。
ちなみに、俺が三郎に感じている図式は
チョビ≧三郎>|超えられない壁|>EDF隊員(頼りにならない)>一般市民(邪魔な存在)>インベーダー(復讐の対象)
こんな感じです。
EDF隊員に名前付きの人物が出てきたことで、これからどう変化するか見ものですね〜。
えむさん / 2005.8.27 13:50
気長に待っております♪

※この場を借りて。
これを見た方で、お勧めのブログでここがいいよーとかあったら、ぜひ教えてください…!!(マテ
自力で開拓は無理です。どれが良いかわかりませんorz
hr@admin / 2005.8.27 23:57
ありがとうございます♪
それは怠惰テンプレートへつながる甘いささやきです。今後も気を引き締めて続けていきます。
あ、でも、今回は怠けてて遅れたわけじゃないですよ。嘘じゃないよ。本当だよ。

おすすめブログ…ですか。最近は時間的精神的に余裕がない+ネタバレが怖いのでどこも見てないんですけど、また君か。とか、突きどころが鋭くて面白いのでよく見てます。(あとでまとめ読みする構え)
ちなみに、俺が前作でマニアックプレイに堕ちるきっかけを作ってくださった怨念深いサイト様でもあります。(笑)
ひろやさん / 2005.8.27 19:35
更新待ちでつ・・・・。

管理人さん
ファイトォ*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*!!!☆
hr@admin / 2005.8.27 23:57
待ってくれてありがとう…。涙出てきますね。
頑張るよー。まだ寝ちゃダメだよー。俺も寝たいよー。
隊員もどきさん / 2005.8.27 21:15
どうも! 初コメントです。 僕も毎日の更新を心より楽しみにしている者です。 管理人さんファイトーーー!
hr@admin / 2005.8.27 23:57
初コメントありがとうです! 期待に応えられるよう、日々精進します!
今回はお笑いネタ少なめになっちゃいましたが、どうでしたでしょ。実は結構冒険してます。どきどき。
ひろやさん / 2005.8.27 21:19
(つ∀-)眠いから先寝ます。

明日の朝には更新されてるかなワクワク( ̄ー ̄ )
hr@admin / 2005.8.27 23:58
これ見る頃には朝でしょうか? おはようございます。
更新されてますよー。よかったですね! さも人ごとのように言ってる場合じゃないですね!
辛抱強く待ってくれて本当感謝してます。
次回以降もまたよろしくお願いしますね!
ヤラレ隊員さん / 2005.8.28 00:45
ついに主人公以外の人物が登場ですか〜。
ってか、打ち落とされた「彼」生きてたんですね^^;
すごく真面目、おそらくはEDFの模範隊員、三郎とは対極・・・
一言で言えば絶滅しかけている往年の真面目&熱血なヒーローみたいな感じですかw(爆
で、ダロガって有人なんですかね?
てっきり無人かと思ってたんですが・・・(中身が居たら居たで怖い
あれだけ科学が発達していて自ら戦地に赴くとしたらプレ○ターと同類ですね(通じるか!?
hr@admin / 2005.8.28 22:45
いつ出そうかと見計らいつつ、やっと出てきました「名前付き」。健一君は放っとくとすぐ死んじゃいそうで心配です。
ダロガの詳細はまだわかっていませんが、有人だとしても生身ではないので、プレ○ターよりはマシかと思います。(笑)
そういえば実写版ダロガも有人でしたねー。
ダロガは個人的にとても気に入ってるキャラ(?)ですから、たくさん活躍させてあげたいです。あまり活躍しすぎるとEDFは困っちゃいます。
メダルさん / 2005.8.28 01:57
更新、ご苦労様です。
無理はしないでくださいね。

ところでhrさんは、メニュー画面に「Text Not Found」と表示されることがあるということはご存知でしょうか?
知っているのならよいのですが、もし知らない場合はえらいことになりますので、↓の対処法を実行するようにしてくださいね。

・セーブ画面に直行し、セーブすると直ります。
・決してその他の画面に行かないように。
hr@admin / 2005.8.28 22:46
へ? いや? 超→知りませんが、なにか?
伊達にネタバレ鎖国してるわけではございませんのよ、ワタシ。
いやもう大感謝です。発生したら絶対えらいことになってました。うわっあっぶね!
度を超えた無理はしませんが、ちょっとは無理しないとやってけないのも事実であり〜。
よーすけさん / 2005.8.28 03:36
初めまして。日記をいつも見させていただいてます。今回はすごいボリュームでしたね。面白かったです&お疲れ様でした!
トップのダロガたんもかわいいです!(ここに書くことじゃないですね(^^;
文章も絵も上手でうらやましいとともに感服するばかりです。
これだけの内容を充実するのは大変なことだと思いますが無理をなさらないようがんばって下さい。
これからも応援しています。
hr@admin / 2005.8.28 22:47
どうも初めまして! ありがとうございます。
大変と言えばもちろん大変っていうかすごく大変ですが、望んでやってる大変なので望むところですよ。
毎回このボリュームでやってたら終わるの来年になっちゃうんで、ほどほどに抑える回もありますが、時間が許す限り増量していきたいです。
ダロガたん、実は俺が描いてなかったりするんですが、感想をいただけると製造主任様がお喜びになります。
掲示板がないサイトだから、ここにバシバシ書いちゃっていいですよ〜。(あるいはメールフォームとか)
狙撃兵さん / 2005.8.28 08:22
更新、ご苦労様です。
遂にペイルウィングと陸戦歩兵との本格的な共同作戦ですね!いやー実に見事に描かれていたと思いましたよ〜。読んでいるうちに頭の中で、戦っている姿が浮かんできましたよ。まあ、最後までダロガには乗れませんでしたが・・・。いつか乗るときまで三朗はあきらめないんでしょうなぁ(マテ
そういえば、Mission71まであるんですよね、このゲーム・・・、それまでお付き合いするので(自分勝手ですが)がんばってください!未来永劫応援しております!
hr@admin / 2005.8.28 22:50
ありがとうございます。今回はちょっと小説っぽいのを意識してたので、頭に映像を浮かべてもらえたなら俺としてはYes!って感じです。いかんせん未熟で、描写が全然足りてないですけども…。
せっかく71もあるんだから、色々挑戦しないともったいないですよね!
三郎はきっとあきらめないと思います。俺もダロガの出番いっぱい書きたいですし、根性で乗ってほしいものです。
シエさん / 2005.8.28 08:50
今回は長かったですねぇ〜
ボケがなくても地球防衛軍の日記ということが既に「ネタ」ですから楽しめます(笑)
こういう文も結構好きですよ〜。

リンク追加ありがとうございます。
ここのリンクに追加されることによってどれだけ訪問者が増えるか・・・・楽しみにしてますよ。。
カウンターも設置しましたしね(笑)
hr@admin / 2005.8.28 22:51
長かったです…。本文を書く前におおまかな粗筋を書くんですが、これでもかなりカットされてます…。
たまにはこういうのもいいですよね。ね!
お客さん増えたみたいで良かったですね。アクセス数って増える時はドカンと増えますが、ちょっとでもサボるとドカンと元に戻ります。それはこのサイトとて例外じゃないです。
絶え間ない根性が必要ですが、無理して潰れたら元も子もないですし、アクセス数はあまり気にしない方がいいですよ〜。
あと、リンクどうもありがとうです。自分のサイトが紹介されてるのって、何度見てもニヤけますね。
えむさん / 2005.8.28 13:35
ついにペイルウイング隊が正式に登場。
…にしても、ソラス戦以降…三郎君は変わった気が…。微妙に荒れ気味と言うかなんと言うか(汗)
まぁ、当然と言えば当然かな? でも、とりあえず仲間は大切にしよう。と訴えてみる。
―――現実として、味方の弾が飛んでくるのが2Pプレイでの日常茶飯事なのだが(マテ
hr@admin / 2005.8.28 22:51
ペイルウィングはどうでしたでしょ? まだキャラが立ちきってないので薄味ですが、今後出番も増えていくんじゃないかと思います。
三郎君はたしかにちょっと荒れてる感じがしますね。ドライになったというか。まぁあんなことあったら、普通荒れるような気もするけど。
陸戦兵とペイルウィングの共同作戦とかは、2プレイを意識して書いてます。頭の中で左画面に三郎視点、右画面に不二子視点です。今後、4分割画面になったりするかもしれません。ひえぇ。
ひろやさん / 2005.8.28 13:47
やっぱりおもしろかった( ̄ー ̄)

また次も期待です(  ̄3 ̄)
hr@admin / 2005.8.28 22:52
いつもとは風味が違うのでちょっとドキドキでしたが、意外と受けが良くて一安心です。
「次もご期待ください!」とか言える勇気はないものの、期待に応えられるよう全力を尽くしていきますよ!
これからもご期待ください!(あっ)
突貫陸戦兵さん / 2005.8.28 14:21
初めまして。
この日記を読ませていただく度に、折れかけたEDF魂が再燃されます。
目眩のするようなミッション数、理不尽な難易度にもめげず三郎達と頑張って行きたいと思います。
管理人さん、これからもお身体に気をつけて頑張って下さい。最後までついて行きます。
hr@admin / 2005.8.28 22:52
初コメントありがとうです。高難易度は相当つらそうですが、この日記がカンフル剤になれば幸いです。
頑張ってコンプリート達成してくださいね。三郎も俺も頑張りますよ!(ノーマルを!) orz
以上、昨日ゴリアスDDを入手して喜んでるhrでした。 o... .  .   .  rz
ブラック・リボルバーさん / 2005.8.28 15:15
更新ご苦労様でした!!長いですねぇwwでもこれからガンバって読みます(^0^)ノ でも、71ステージまでまだ②長いですね・・・。でも、全て読みますからがんばってくださいww  トップ絵の擬人化ダロガ、最高のセンスですねw上手に擬人化されてて関心しました!(素人の俺が言うことじゃないか)   とにかく〜・・・・・・がんばってください!!w(良い言葉が見つかりませんでしたorz)       
hr@admin / 2005.8.28 22:53
長いですよね…。コメントいっぱいもらってレスもつけちゃって、スクロールバーがどんどん短くなっていきます。労力に見合うだけの報酬をもらえるのは、とても幸せなことです。
まだまだ先は長いですが、張りきって書きますので頑張って読んでくださいね。
ダロガたんについては、よーすけさんへのレスをご参照くださいませー。
自爆係さん / 2005.8.28 18:07
>>ダロガたん
・・・(゚д゚;)ガーン
ココに直接「おきにいり」してるから気づかなかった・・・OTZ
ヤベマジカワイイデス(;´Д`)
日記はもちろん配備計画書も期待シテマス。
hr@admin / 2005.8.28 22:54
ダロガたんについては、よーすけさんへのレスを(ry
お気に召していただけたようで、製造主任も喜んでると思いますよ。
俺もかなりお気に入りなので、もっと作ってほしいです。
配備計画書はもうちょっとお待ちくださいね。さすがに他に手をまわす時間がなかなか取れなくて…。
K.Mさん / 2005.8.28 18:42
今回も面白かったです。
それにしても毎回毎回こんなに長い文を書けるなんて感心してしまいます。(どこからこんなにアイデアが出てくるんだろう?)
大変だと思いますがこれからも頑張ってMission71(!)まで書き続けてください。僕も頑張って最後まで読むつもりです!!

 三郎カッコイ〜イ!!ファイト!!
hr@admin / 2005.8.28 22:55
今回の三郎君はちょっと格好よかったですねぇ…。「どきやがれ小娘ども!邪魔だ!」とか書いてるあたりでニヤニヤしてました。
長く書くのは難しくない(≠簡単)んですが、面白く書くのは大変ですよね、やっぱ。なにが面白いのか、未だによくわかってないですし。
とりあえず自分が信じる道を突き進んで、それでこんなにたくさんの反応をいただけてるわけですから、こんな感じでいいのかな?ってな具合です。毎日が試行錯誤です。
そのうち絶対ハズしますが、それでもしぶとくおつきあいくださいね。頼む。この通り。
隊員もどきさん / 2005.8.28 18:57
どうも!コメント遅れてすいません。日記読ませていただきましたあの友人?生きていたんですね。あと、TOP絵も見せていただきました。  ダロガたん、とてもかわいいですね。          これからも更新ガンバーーー!
hr@admin / 2005.8.28 22:55
いえいえ、全然構わないですよーっていうか、遅い…ですか?
個人的に「なんちゃって生きてました〜」オチは好きじゃないんですけど、まぁお涙頂戴シーンではないし、三郎が無事なんだから別に不自然じゃないよね、ということで。
ダロガたんについては、よーすけさんへのレスを…。うわ…なんか罪悪感さえ感じてきたぞー。
神既さん / 2005.8.28 22:01
Mission4から読んでいて、こういうの書くの苦手で今まで書いてなかったんですが
あまりのおもしろさにコメント書こうと決めました!
毎日毎日、更新を楽しみに覗いてます。
ホント頑張ってください。
hr@admin / 2005.8.28 22:56
をををぅっ! この日記にそれだけのパワーがあるとは! ありありありありがとうです! なんまいだぶなんまいだぶ。
平たく言って皆様のおかげでもっている日記ですから(見る人がいないと書く気しません)、その決心がさらなる活力源になります!
しかし、最近は頑張りすぎて毎日更新が儚い夢になりつつあります。更新されなかった日は「あぁ…また長くなりすぎて睡魔に負けたんだな、この根性なし」と処理してくださいませ…。
ショボン隊員さん / 2005.8.29 18:09
今まで見てるだけでしたが、今度からコメントも書こうかと思っています。以後よろしくです。
hr@admin / 2005.8.29 20:44
そしてまた一人…! こちらこそお願いします!
いやー幸せすぎてシッペ返しがこないか無闇に心配してしまいますね。
またのコメント、楽しみに待ってます。

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第10話 相棒ダロガたんの罠
総目次
Page Index
日付 題名 概要
2005.8.1今後のご予定とりあえず日記だけ
2005.8.2クールダウン期間中まだ未プレイ
2005.8.3第1話 侵攻開始Mission1〜3
2005.8.5できない日々できない続き
2005.8.6第2話 黒の使者Mission4〜6
2005.8.7第3話 業火Mission7
2005.8.8第4話 機動歩兵Mission8
2005.8.9第5話 追撃Mission9
2005.8.10お知らせちょっと小休止
2005.8.12お手伝い日記更新停止中の更新
2005.8.15第6話 糸使いMission10〜11
2005.8.16また更新停止中不可抗力
2005.8.18第7話 究極兵器Mission12
2005.8.20第8話 帰ってきた英雄Mission13
2005.8.22第9話 輸送船強襲作戦Mission14
2005.8.24第10話 相棒Mission15
2005.8.26第11話 上陸阻止作戦Mission16
2005.8.28ダロガたんの罠実は俺描いてない
2005.8.29サボりたまには遊びたい
2005.8.31泣き言over 600
2005.9.4第12話 宿敵(前編)Mission17〜19
2005.9.5第13話 宿敵(後編)Mission17〜19
2005.9.6お知らせ2条件変更