武器解説

アサルトライフル

バリバリ撃ってザクザク殺れる特攻作戦専用の突撃銃です。弾が切れても銃剣で生物系の敵を殺傷できます。嘘です。

前作では文字通り撃ち放題の快感兵器でしたが、2では敵の死骸判定により価値を大きく落とされました。
敵の最前列しか倒せません。大群が押し寄せてきたからって闇雲に撃っても、ほとんどは死骸に吸い取られます。知能的な使用が必要です。
それはそれで面白い要素ではありますが、もはやアサルト(突撃)でもなんでもありません。ただの銃です。

ついでに、今作のインフェルノでは突撃すると死にます。もっとも相性が良い黒蟻も出番が減り、しかも多くはアサルトが役に立たない敵とともに出てくるので、蟻のために装備する気になりません。活躍するのは序盤のうちだけです。
もちろん、それでもあえて装備するのが男の進むべき道です。

AS-22RR
前作同様、1発のダメージの低さを鬼の連射速度でカバーするアサルトライフル。高難易度で出るのに「1発25ダメージぽっち」で見向きもしないのは新米隊員にありがちだが、AS-99に次ぐ超威力を持っている侮れない存在。16秒間撃ちっぱなしができる持続力においては、数値上でこそ火炎砲に劣るが、リロード時間を含めれば相変わらず陸戦武器トップである。
また、少々頼りない精度が散弾効果をもたらし、蟲を捕まえやすいのもポイント。蟲にとっては、一度捕まったら死ぬまで逃げられない卑怯な武器である。
AS-99
前作で実質火力最強を誇ったアサルトライフル。今回は2番手に落ちたとはいえ、その攻撃力は健在。
さらに連射速度・弾速・弾数・リロード速度・射程のすべてに優れ、おまけにスコープまで付いてる至れり尽くせりでありながら、死骸判定によって実質的な価値を失った非業の武器でもある。はっきり言ってインフェルノでは出番がない。
AS-99D
新米隊員がダメージだけ見て選び、そして失敗するアサルトライフル。若干のスペックアップを果たしたが、その罠は今作でも健在。瞬間火力こそAS-99と肩を並べるものの、リロード時間も含めて計算すると一気に半分以下にまで落ちるという巧妙さである。インフェルノでは小蟲1匹殺すのに3〜4発撃ちこまないといけないため、10発撃つたびに3秒もリロードしていては話にならない。
AS-100F
神のアサルトライフル。その強力すぎる性能がゆえに、普段の使用は禁じられている。そんな悠長なこと言ってるから惨敗するんだと全国の隊員を唸らせた。
AS-99の約2倍の性能を秘め、AS-99と同じ宿命を背負っている。強いけど使いにくい、AS-100Fはそんな神武器である。撃ちっぱなしは通用しない。

スナイパーライフル

序盤のうちは存在意義すら怪しく、高難易度になるほど価値を倍増させる不思議カテゴリです。インフェルノになるとライサンダーなしでのクリアは不可能なんじゃないかっていうくらい多用します。というかライサンダー2/F/Zとハーキュリーだけあれば他はゴミです。

前作では一方的に蹂躙できる最高の装備でしたが、今作ではインベーダーも遠距離攻撃を学習したので、いつまでもズームしてると飛ばされます。また、ディロイ・インペリアル・蜘蛛は狙撃避けが施されており、ダロガ・円盤・蟻のように馬鹿正直に突っこんできません。
それでも遠距離狙撃が有効なことに変わりはなく、今作でも外周作戦のお供として大活躍します。

ちなみに大口径対物スナイパーライフルを手に持って撃ったら死にますので注意しましょう。

SNR-227R / SNR-229R
「中距離狙撃もできる近接戦闘用ライフル」として使えば意外と役に立つ。難易度が低いうちなら役に立てようと思えば立たないこともない。
ライサンダー1
従来のSNRシリーズは破壊力の点でインベーダーの大型の敵には効果が薄く、より遠距離から確実に敵を屠ることを目的として誕生した、新型のスナイパーライフル。SNRシリーズとは別の開発スタッフによる。
とにかく破壊力に特化させることを目的としているが、初期型であるせいか破壊力・精度ともにいまいちで、SNRシリーズとたいして変わらない性能に落ちついた。
SNR-229
一見平凡な性能だが、ライサンダー1の2倍の連射速度を持ち、かつ2発とも当てればダメージは上になるというトリックが隠されている。ハードの中盤戦くらいまでは雑魚も一撃に屠れるので、むしろこっちの方が良い。倍率の低さは弱点だが、精度が頼りないので4倍で充分。
SNR-230D
「ライサンダースタッフがライサンダー1を遥かに超える新型を開発中」との情報をキャッチしたSNRスタッフが、そうはさせまいと作った破壊力重視のモデル。結果としてライサンダー2に遠く及ばない出来損ないになった。
精度と破壊力は申し分ないが、「狙撃銃なんだから遠距離用」という固定観念が勝敗を分けたと言える。そのくせスコープが4倍というお粗末な代物でもある。
弾数が1発であるために常にリロード中で、接近戦では使い物にならない。それでもハードまでは使える局面もあるが、それなら素直に無印のSNRを持って行った方が賢い。所詮はライサンダー2までのつなぎである。
SNR-230改
連射速度を上げたSNR-230。約2倍の連射速度を誇り、早いうちに出れば大活躍する。しかしハーデストでは序盤のうちから雑魚の耐久力が400を超えてしまうため、ハード専用と考えた方がいい。
無印SNRの最高傑作と言える。
SNR-X
SNR-230Dで失敗したSNR開発スタッフが、無印SNRのトータルバランスに着目、これを超えるために作り上げた究極の駄作。
連射速度・破壊力・装弾数ともに優れ、スコープ倍率にいたっては全武器で最高の12倍を誇る。そして、そのすべてをだいなしにする精度の悪さは今回も健在。
「使いこなせるかどうかは使用者の腕次第」という言い分に開発スタッフの怠慢が見え隠れする。ライサンダーに完敗するのは必然の結果ということか。
ファイブスターSR/SR-B
発砲した衝撃で弾が割れて粉々に飛んでってるようにしか見えないショットガンスナイパー。ただでさえダメージが低いのに弾が分散することも加わり、使用局面はほとんどない。
しかしハードクリア時に完成するSR-Bモデルは跳弾性を有し、射程距離も2000mと飛び抜けている。地底マップ、特に29:地底決戦では無傷で女王蟻を駆除することさえ可能な超兵器と化す。
ライサンダー2/F/Z
インベーダーが強力になるにつれ、SNRシリーズの破壊力の低さが深刻になってきたところで登場した、新型のライサンダー。連射性能こそ劣るものの、圧倒的破壊力でインベーダー及びSNRシリーズの駆逐に成功する。
今回もインフェルノ攻略のお供として大活躍し、Zという新しい仲間を加えてどんぐりの背比べに拍車をかけた。
2以降は威力以外の性能が変わらない。唯一、2だけスコープの倍率が少し低く、このため中距離では2の方がかえって使いやすい。2でも雑魚は一撃必殺の破壊力を持っているので、32:蟲の怒りに持って行こうなどという酔狂はそれも良いだろう。(もっとも、ズームしてる暇があればの話だが)
武器特性としては破壊力重視なだけに大型の敵用であり、特にFとZは雑魚にはオーバーダメージが馬鹿にならない。

また、ゲームに慣れないうちは「3.3秒に1発の射撃間隔」と「4秒のリロード」に不可解なものを感じるが、これは罠である。射撃間隔はリロードと違って他の武器を使っている時も勘定されるため、上手に使うと数値以上の連射速度を叩き出す。すなわち、ライサンダーの2丁持ちは非常に効果的である。操作が忙しくなる以上に、スナイパーライフルを交互に持ち替え撃ち続ける姿が間抜けでたまらない。

ところで、いくら大口径対物狙撃銃だからといって数発で簡単に壊れるインベーダーメカの脆さをどう思うか。
こんな敵に蹂躪されるほど人類は弱いのか。
そんなこと言ってるから今作では鬼の難易度になってしまったのか。
ライサンダーはそんな銃だ。
ハーキュリー
SNR-230DSNR-Xといった駄作を生み出しライサンダースタッフにいいように蹂躙されたSNRスタッフが、起死回生を狙って作り上げたスナイパーライフル。ライサンダーZとは違った「究極」を達成した。これの制式採用により、「破壊力のライサンダー」と「連射性能のSNR」という棲み分けが完成したと言える。
しかしこの性能を実現するために開発は遅れに遅れ、ようやく量産体勢に入った頃には大戦末期という、ドイツのジェット戦闘機みたいな存在である。

武器特性としては、大型の敵を遠距離から攻撃するために開発されたライサンダーシリーズとは異なり、対小蟲戦に特化している。破壊力を下げる代わりに連射性能と装弾数を上げ、遠距離狙撃から接近戦まで多様な局面をこなす万能兵器に仕上がっている逸品だ。威力は下がっても、黒蟻や蜘蛛、精鋭を除く小型円盤は一撃必殺である。
ただし総ダメージではライサンダーZには勝てないため、66:超獣結集で装備しても意味がない。ましてや当てにくいディロイ相手には分が悪くなるので注意が必要。

また、あまりにも出来が良すぎるので「SNR」の名を捨て、ギリシャ神話に登場する半神半人の英雄「ヘラクレス」の名を冠しているのも特徴である。(「ハーキュリー」は英語式の発音)

ショットガン

いわゆる散弾銃です。細かい照準がいらないため、航空戦力に効果を発揮します。一点集中型のSGシリーズ、連射重視のスパローシリーズ、拡散性重視のガバナーシリーズ、と憶えとくとわかりやすいでしょう。

特に多く使うのは後期型のSGシリーズで、SG-7/99/100は弱体化されたアサルトライフルの穴を埋めるのに最適です。敵の吹っ飛ばし能力も高く、死骸が邪魔になりません。羽蟻なんか画面から消えるくらい気持ちよく吹っ飛んでいきます。ただし、リロードの長さをカバーする作戦が必要です。

ガバナーシリーズは広範囲を攻撃できる反面、弾が散りすぎて狙った敵を仕留めるのが難しいです。使えるミッションと使えないミッションがはっきり分かれますから、よく選ばないといけません。

スパローシリーズは…まぁ気が向いた時に使ってあげてください。

ガバナーSSX
圧倒的な量の弾丸で広範囲をカバーし、円盤相手には絶大な威力を発揮します。チャンスの少ない精鋭相手には特に有効。でも、連射性能の低さゆえに蟻には弱いです。
ちなみにソラスには全弾命中が可能で、AS-99を凌ぐ超ダメージになります。
スパローショットX
一見バランスの取れた実用的なショットガンで、前作ではそこそこ使えたが今作ではまるで役に立たないように思える。なにより、あっという間に撃ち尽くしてしまうために4秒のリロードが際だつ。どっちかというと中距離戦向きなのは相変わらずだが、新敵の強さも相まって距離を確保しにくいこともあるだろう。
SG-99
AS-99がアレ(レアではない)なので、今回のSG-99は大活躍ウエポンの仲間入りをした。まさに棚からぼた餅である。リロードの長さゆえに敬遠されがちだが、もともと強い武器だからインフェルノでも充分に通用する。
ひたすら撃って、その威力に酔いしれるがよい。はるか彼方まで吹っ飛んでいく羽蟻に胸のすくような快感を感じるがよい。1秒ごとに数を減らしていくインベーダーの大部隊に最高の嘲笑を手向けてやれ。
トリガーを15回引いたら、スリルに満ちあふれた運命の8秒間が始まる。それは戦士達の命をもてあそぶ、世界で一番長い8秒間だろう。
弾が入ってる間だけ神武器を名乗れる存在。SG-99はそんなショットガンである。
蟲々ミッションで装備する時は、リロードは考えないで使った方が賢明。
SG-100
今作初登場の最強ショットガン。尻にVがついてたら馬鹿武器確定だったが、幸い無印。無印だが、本当はSがついている。きっとつけ忘れたのだろう。
SG-99に比べると弾が横に広がり、一度に複数の敵を攻撃できる反面、1匹当たりの命中弾数が少なくなる。しかし1発あたりの威力が増しているため、この欠点が見事に克服されている隙のなさ。リロードも6秒と実用範囲に短縮され、装弾数も多いので撃ちまくれる。
さすが、本物の神武器は違うと思わせるが、そこが最大の欠点である。そう簡単には使わせてもらえない。そして、やっと出てくる頃にはもう活躍の機会を失っている。

ロケットランチャー

序盤でとにかくお世話になる爆発物です。ゴリアスシリーズは地球防衛軍の代表的な武器で、ハーデストまでは全ミッションで使いまくれます。
しかし性能の頭打ちが早く、インフェルノになると小蟲を一撃で駆除できなくなり、ゴリアス99では苦戦を強いられるようになります。弾速も遅くて、動きの速い敵には当てにくいです。前作では対ダロガなどで「ライサンダーでズーム→持ち替えてゴリアスで砲撃」というコンビネーションが重宝されましたが、今作の新しい敵には通用しません。

ボルケーノは横に広がるW型が登場したものの、弾速の遅さは相変わらずなので、使用局面はほとんどありません。ただ、6Wは神武器だけあってかなり強いです。手に入れたら積極的に使っていいと思います。手に入れられたら、ね…。

なお、ロケットランチャーの射程はジェノサイド砲以外は一律3000mなので省略しています。(ジェノサイド砲の弾は30秒で消えます。距離的には4000mくらい?)

ゴリアス-2R
鬼の連射速度を誇るロケットランチャー。ハードになると蟻を粉砕するには力不足になるので、他の武器との連携が重要になります。ゴリアス99が出るまでは我慢。
その連射速度と射程距離ゆえに最強のビル破壊兵器でもあり、インフェルノ攻略でこの名がある時は、ビル破壊用としてのみ使用します。
ゴリアス-Sシリーズ
ズームが可能で破壊力も高いものの、3〜4秒に1発ではどうしようもありません。熟練するにつれて使わなくなる武器のひとつ。
対戦で使うと嫌がられること必至。
ゴリアス-99
もっとも使用価値が高いロケットランチャー。上位爆発物としては驚異の連射速度を誇り、広すぎず狭すぎない爆破範囲と相まって圧倒的な使いやすさが特長。小蟲が一撃で駆除できるうちは神武器にも匹敵する。
深く考えない新米隊員は爆破範囲と威力に目が眩んでハーデストにXAやV2を持って行きがちだが、これはかえって縛りになるので気をつけないといけない。
インフェルノの峡谷で神武器の座から転落、下手に撃つと小蟲を散らせて絶対包囲を招く危険武器の仲間入りを果たす。(終章などごく一部のミッションでは有効)
ボルケーノ-6W
6発のロケット弾を水平方向へ同時発射する、ボルケーノを超えるゴッドボルケーノ。AからWの間になにがあったのか開発陣は明らかにしていないが、その1発1発がゴリアス99と同じ破壊力を持ったことで「インフェルノでボルケーノ」という未曾有の選択肢が現れた。
また、6発が水平方向へ広がることと平均1.5秒に1発という回転率が隙間のない弾幕を形成し、壮絶な視界妨害と処理落ちをもたらす。

しかし腐ってもボルケーノ、「1200」という数字はいささか中途半端で、インフェルノ中盤以降は雑魚を一網打尽というわけにはいかなくなる。あまり調子に乗って撃ちまくると自ら絶対包囲を招くであろう。
ジェノサイド砲
前作に引き続き、最強無敵の破壊力を誇る最終兵器。人間が持ち歩くにはあまりに巨大で、爆発範囲に入ったものすべてをなかったことにする破壊力は、「二丁装備した時はもう片方をどこに隠してるのか」という素朴な疑問さえもなかったことにする。
前作ではインフェルノをクリアした後のお遊びにしか使えなかったが、今作はインポッシブルの登場によって攻略での使用が可能になった。この日を待ちわびてた隊員も多かったことであろう。
また、過剰にレトロなデザインがおじさんの心をこちょこちょする心理効果も併せ持つ。
2では起きあがり無敵がなくなっているため、前作で使えた起きあがりジェノサイドが使えなくなっている。撃ったら弱い爆発物で自爆したり、乗り物を盾にしたりする等の工夫が必要。

マザーシップのジェノサイドキャノンを真似たと思われる究極兵器。しかし威力は桁外れで、ジェノサイドキャノンの200倍の威力で半径内のすべてのものをなかったことにします。もちろん、自分の存在でさえも。
弾速が遅いので、目標付近のビルや地面を狙って爆発半径に巻きこむように狙うと当てやすいです。ただし精度がよろしくないから、地面を狙った時は思わぬとこで発火することも。

ミサイル

撃てば勝手に敵へ向かってくれる、初心者の強い味方です。ただし誘導目標は「一番近い敵」です。頭脳的な使用はできない仕組みになっています。つまり単発の攻撃力が低い序盤系のミサイルはダメージが拡散してしまい、効率が悪くなります。

終盤系ミサイルは強力な代わりに連射が効かず、敵の大群が押し寄せてくるこのゲームでは使用局面が少なくなります。それでも前作ではソルリングXが円盤キラーとして三種の神器に加えられていたものですが、今作では強すぎる新敵の登場により、出番をめっきり減らしました。代わりにプロミネンスの使いどころが増えてます。外周作戦のお供に加えると強いです。

このカテゴリ共通の欠点は「撃墜しても誘導判定が数秒残る」です。誘導判定が消える前に撃つと、次の敵でなく死骸を追ってしまいます。連射能力に劣る終盤系ミサイルで大きな欠点になります。ソルリングやプロミネンスでやらかすと時に致命的ですので気をつけましょう。

ソルリング-A20X
近距離用の小型誘導ミサイル。爆破半径1mというありえない破壊力を誇る。
単発の攻撃力は低いが、20発が一斉に襲いかかるため、小型の敵は一撃必殺。(赤蟻と精鋭を除く)
しかし「全弾命中すれば」が高難易度ではネックになる。1発当たって吹き飛ばされた敵に残りのミサイルが追いつけない様は、口を半開きにして呆然とたたずむに値するだろう。加えて、上に向けて撃たないと何発か地面に当たって無駄弾になる欠点も健在だ。開発部の職務怠慢がこんなところからもうかがい知れる。
特に航空戦力に効果を発揮するが、3秒に1発という回転率の悪さもあり、高難易度ではあまり活躍できない雰囲気が漂う。
プロミネンス12
弾速の遅い大型誘導ミサイル。発射後は5秒間直進し、上空に向けて発射すれば敵がどこにいようが当たる、ミサイルらしいミサイルである。前作よりもさらに出番が増し、様々な局面で活躍。
また、この特性を利用すれば、超威力の近距離用ロケットランチャーとしても使用可能。リロードも5秒となんとか実用範囲内で、しかも外れても誘導される使い勝手の良さ。さらには望遠鏡として使えるズームまで付いており、待機中の敵を爆破するのを観賞することもできる。
また、プロミネンスNCという新型も極秘裏に開発されていたが、禁断の物質を用いているために公式な発表されていない。プロミネンスの開発スタッフは「あれは人類最後の砦でなければならない」とコメントし、リバイアサンで躊躇なくそれを採用したスカイタートル開発スタッフに強い警戒心を表している。
スカイタートル
色々ありえない実弾兵器の中でトップクラスにありえない大型誘導ミサイル。
「大型誘導ミサイル」と言ったら携帯可能な火器にはまず収まらない。
時速10kmに満たない速度で飛行するメカニズムがわからない。
なにより、なぜわざわざ遅くするのかが最高にわからない。
こんな馬鹿ミサイル、敵が避けもせずただじっと待ってるんでもない限り当たりっこない。目の前にミサイルがのろのろ飛んできてるのに、なにもアクションを起こさないというのは考えられない。本当に我々の常識が通用しない。
インベーダーは無数の強力な兵器を持ちながら、未知数に強烈な馬鹿である。スカイタートルはそんなことを考えさせられる。
地球の科学力は空対地・地対空・艦対艦など様々な形式のミサイルを生み出したが、インベーダーにもたらされたオーバーテクノロジーが「馬鹿対馬鹿ミサイル」という新概念を誕生させたと言えよう。
ルシフェルS
発射後に上昇し、上空で32発の小ミサイルに分裂して敵に降りそそぐ美麗なミサイル。のんびり軌跡を眺めていられるミッション用…っていうかソラス用。近くに蟻1匹でもいようものなら、32発全部が一斉に襲いかかってきます。
分裂前に接触爆発してしまった場合、ダメージは1発分の800にしかならないので注意。
リバイアサン
インベーダーから盗み取った技術を余すところなくつぎこんで完成した、究極の大型誘導ミサイル。その破壊力はインフェルノのディロイすら一撃で屠る。
発射装置よりでかいミサイルが人の歩く速度より遅く飛んでいく様は、「インベーダーテクノロジーの応用」と言えば全部ごまかせると思っている開発部の体質を暗に物語っている。
しかし待機中のインベーダー機動部隊は目前にミサイルが迫ってきても微動だにしないおかげで、この色々間違ってるミサイルでも役に立つ。

グレネード

手榴弾とグレネードランチャー(擲弾発射機)の2種類があり、さらに時間起爆式と接触起爆式に分かれます。接触起爆式は型式名の後ろにAがつきます。
基本的にHGシリーズ(手榴弾)と時間起爆式は、遊び心以外では使わないです。

このカテゴリの主役となるグレネードランチャーは、「照準に向かって飛んでいかない」という最高の扱いにくさを誇ります。熟練しないと思ったところに飛んでいかないです。でも、慣れれば曲射で障害物の向こうを攻撃できるようになる…かもしれません。

インフェルノでは定番のUM-XAも重宝しますが、今作はサッカーグレネードDも活躍します。

HG-13A/
13Aは危険ラベルのついた手榴弾。普通に投げるとどう頑張っても自爆するけど、瓦礫とかの上から投げてすぐに後ろへ緊急回避すると、ぎりぎり避けられたりします。(→検証ムービー
あるいは空爆に使うとか。
改良型はタイマーが3秒とちょうどよく、時間起爆式の中で唯一使いものになる手榴弾です。
サッカーグレネード
前作ではあまり目立たなかったが、今作ではインフェルノ攻略のキーポイントを握るほどにまで昇格した最強の爆発物。手のひらサイズの小型グレネードにインベーダーのジェノサイドキャノンと同等の破壊力を封じこめられる科学力は、どう考えても人類の方が上だ。もしかしたらこの世界では触れてはいけない禁断の物質が2〜3グラムばかり含まれているのかもしれない。
「発射すると目標物にくっついて爆発する」というこの兵器ならではの特性を活かしたビル爆弾作戦は、羽蟻に絶大な効果を発揮する。
スプラッシュGR
時限式の小型爆弾を特殊弾性ゴム(ここにインベーダーの技術を使っているらしい)でくるみ、多数発射することで優れた範囲制圧力を狙ったグレネードランチャー。
その結果、ただのスーパーボール爆弾になっただけでなく、優れすぎた範囲制圧力が「どこで爆発するかわからない無差別兵器」という一面を生んだ。
試作の段階でその危険性は指摘されていたが、開発部は「せっかく作ったんだし」と強固な姿勢で制式採用してしまった。
案の定、誰にも使われず倉庫で埃を被っていたが、深淵作戦で間違えて装備してしまった陸戦兵により、「こんな駄作でもごく稀に役に立つこともある」という評価を得る。(ただしインフェルノでは通用しないので注意が必要である)
基本的には待機している敵の群れに放りこんで発破を楽しむ兵器である。
GランチャーUM-3A
ハード〜ゴリアス99が出るまでを彩る爆発物。使いものにならないUM-1AUM-2Aと違い、これが出るあたりからグレネードランチャーも使い物になってくる。
ノーマルタイプの3Aは連射性能に優れ、威力のわりに爆破範囲が狭いので近距離でも積極的に使っていける。
3WAYは名の通り3方向へグレネードを発射し、うまく当てると複合ダメージで1800にもなる。
W3? なにそれ?

ただし飛距離がないため、高いところを飛んでいる敵(特に空母)には届かない。スナイパーなどを持って行かないとクリアできなくなる罠があるので注意が必要。
GランチャーUM-4A
連射できないUM-XA。UM-XAがインフェルノまでに用意できなかった時のつなぎとして。(ゴリアスSSSよりリロードが1秒早い)
GランチャーUM-XA
前作でライサンダーFとともに必須武器の双肩を担っていた爆発物。放物線を描く弾道は障害物を越えて敵部隊を爆破できるという謳い文句だが、高度な照準技術が必要であるため、そのような使用局面はなかなか訪れない。これは欠点を長所にすり替えようとする開発部がしくんだ罠であると考えた方が自然だ。
今作ではリロード時間が延びて弱体化され、レア指定によって入手が困難になっただけでなく、さらにUM-V2の登場で存在そのものまで否定されている冷遇ぶり。
それでも爆破能力の高さは特筆ものである。
また、前作同様全武器でもっとも射程距離が長い武器でもあり、精度もSSSに等しく、狙いさえ正確なら(途中に障害物がない限り)どこからでも爆撃可能。
GランチャーUM-V2
平たい話が2連装UM-XA。XA弾頭のグレネードをV字型に放ち、一番肝心な正面に飛んでいかない馬鹿武器。ただでさえ使いにくいXAをさらに使いにくくした開発部の英断に惜しみない拍手を送りたい。
しかし「2発同時発射」による範囲攻撃力はすさまじく、蟲が大量に押し寄せるようなミッションでは無類の強さを発揮する。
また、弾数とリロード時間がXAと同じであり、入手と同時にXAをだいなしにしてしまう点には注意しなければならない。XAにも愛の手を。

特殊兵器

いわゆる「その他」に分類される遊び心満載の武器達。

バウンドガンB08(S)
マトリックスごっこができるバウンドガン。
火炎放射器
前作では燃費の悪さ・リロードの長さ・攻撃力の弱さという3拍子で役立たずの地位を不動のものにしていたが、その特徴を引き継ぎつつ「羽蟻キラー」の名を与えられた。広範囲に長く残る攻撃持続力を活かし、「ダメージを受けると着地する」という習性を持つ羽蟻をまとめて着地させることができる。あとは爆発物1発で壮絶な悲鳴をお楽しみいただきたい。
また、地上の敵に対しても強力な足止め効果を発揮し、次々と集まり悲鳴を上げながら一網打尽にされる様は、まさに「飛んで火に入る馬鹿な虫」と言えよう。
前作にあった障害物貫通能力はなくなり、壁に沿うようにして進む仕様に変更されている。処理落ちも軽減されたのはプログラマの苦労の成果だろうか。
火炎砲
今作初登場の新武器。火炎砲→灼熱火炎砲→マグマ火炎砲の順に強くなり、2流RPGのようなネーミングが泣かせる。
特徴として敵を貫通し、アサルトライフルのような欠点がなく、前衛から後衛までまんべんなくダメージを与えられる。攻撃力自体はそこそこ高いものの、弾速が速いために敵との接触時間が短く、実質的にはそれほどでもない。また、距離が遠くなるほど冷めて弱くなる。
AS-22RRを超える25秒という持続力も魅力であるが、応じてリロードも長いため、実際の戦闘ではAS-22RRに劣る。
リペアスプレー
人間砲台の運転手など、他に持っていくものがない時に装備する。一気に吹きつけないと全然回復しない。
敵に吹きつけるとダメージを与えてるような反応をするが、実際にはダメージも回復もない。スプレーはその場にしばらくとどまるので、蟲の足止めに使えないこともないかもしれない。
殺虫スプレーEX
ある日隊長が買ってきた市販の殺虫剤を巨大生物用に改造したもの。蟲にのみ効果があり、ダメージはない。
面白武器ではあるがそれ以上に馬鹿武器であり、むしろネタ武器以外のなにものでもない。唯一の特長である足止め効果すら火炎放射器に遠く及ばず、3回の噴射でリロード20秒という極悪スペックを与えられており、正直言って使い物にならない。
かんしゃく玉
超小型の爆弾を10個単位で鷲掴みにしてバラまく無茶な武器。かんしゃく玉4号が実は新登場であることに気づいてない隊員は多いと思われる。
単発の威力こそ低いものの、広範囲にバラまかれるため、範囲制圧に適している…なんてことは間違ってもない。大型の敵に密接した時の超威力は魅力的だが、それができるのは他の武器でも余裕で勝てるソラス・メカソラスくらいで、結局クリア優先の攻略にはほとんど出番がない。59:空爆で使えないこともない。